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最近の記事

●画展 2024

前回開催は2016年春だったようです。同じく細見美術館。 閉会間際の木曜だったので平日といえども混んでるだろ~な~と思って訪れてみれば、やっぱりなかなかの混み様。 3階に分かれているのだけど逆行禁止、フロアを戻るのもダメ。 いずれも優品ばかりでした。 3階の第一展示室「上方春画の世界」からスタートして2階は「北斎・歌麿の競艶」、1階は「魅惑の浮世絵春画」という構成。 絵巻物や草紙類を見るたびいつも思うのだけれど、 オスマシの美人画ばかり鑑賞しつけると 日本画でもこんな豊

    • 「伽羅の薫」はさておき 後期も行きたいほぼ成園さん

      ということで、改めてこちらの感想をば。 紹介動画 https://www.youtube.com/watch?v=UN0Pel9Fr7w わたくし最初この額縁に入ったような半身像の美人画が成園さんとは思っていなかったのでした。 会場にてあらっ、下半身もあったのねと。 そして連想したのは鏑木清方の「一葉女史の墓」 展示室に入るとまず一番最初に目の前に現れたのは 2020年に高石の小林美術館「三都三園」展で初めて存在を知った 「まつりの装い」 横長大画面に女の子たちがカワイ

      • 「女性画家たちの大阪」展に絡め 優しい嘘の上手い人のおっかさんだった人…から~の婆ァ傾城

        大晦日に鍋物の支度をしながらテレビをつけて金爆の出演を待っていたら 流れてきたのは中条きよし氏の「うそ」 あ、勇さん♪(「必殺」の勇次役)とテレビの前に立ち止まり 髷姿の面影を思い浮かべながら(うちの方では週2回「必殺仕事人」が再放送されている)相変わらず色っぺーなぁと眺めていると ♪ あなた残した悪いくせ 夜中に電話かけるくせ~ と、続けて2番も。 おおこれは懐かしいブログを始めるきっかけとなった ドラマ妄想創作同人時代に大うけしたかの方のパロディ画像を思い出すワと テロッ

        • 竹中大工道具館の井波彫刻展

          世界で一番古い会社といえば聖徳太子の四天王寺を建てた金剛組。 意外にもこちらも豊臣時代(慶長15年1610年)の創業だったとは今回初めて知りました。 収集・保存した大工道具を展示する大工道具館を開設されていたなんて(ゼネコンかと思ってたわ) とはいえ目的は大工道具ではなく企画展のこちら。 美しい建具大好き💜 井波彫刻のイメージといえば欄間。 正直なところ欄間はごつごつとした景勝地や松竹梅的彫物より 組子や筬系のさらっと系がお好きなのですが、 twitterで賛美の声を目

          そういや昔「インドへの道」という期待とは違った映画があったなぁとふと思い出した

          「インドへ行きたい」と言うとほとんどの人は ヴァナラシー(ベナレス)のガンジス川や 喧噪に満ち満ちたオールドデリーの風景を思い浮かべられるのではないかと思ってる。 間を置かず「ほら、タージマハールみたいなキラキラした」との補足が必須。 宮殿のような装飾的な建築がお目当てなのだけど 更に好きなのは昔の建物を利用したホテル。 お城やマハラジャの宮殿、貴族や富豪の邸宅(ハーヴェリー)が大好物💖 混沌としたカオスなインドは御免被りたいのだけれど、 観光しなくても囲まれた楽園への滞在だ

          そういや昔「インドへの道」という期待とは違った映画があったなぁとふと思い出した

          祝・60周年記念!「青池保子展」

          梅雨明けした…?と思しき酷暑の候、こちらへ行って参りました。 「漫画家生活60周年記念」とか。 以前京都の国際マンガミュージアムでの展覧会に行ったのはつい数年前のことのように思えてるけど その時は「漫画家生活50周年記念」だったとのことで、 一緒に行ったTちゃんとは期せずして今回もご一緒~。 毎度のことながら漫画家の展覧会などに行くと驚かされるのはカラー原画の美しさ。 もちろん雑誌の印刷されたページも当時は飽きずに眺めていたものの 原画はより一層細密でこんなに綺麗だった

          祝・60周年記念!「青池保子展」

          2012 高知を巡る絵金尽くし

          2012年に書いたブログのコピペです。 その前の回が読んだ本についての備忘録で みたいな話だったのでその流れからはじまりはこんな感じで。 雅か俗か分けるなら、 俗の極み―「絵金」 品格 < 人間味、 ハイカルチャー < サブカル 伝統 < 新興 江戸後期…というか晩期の土佐の絵師―「絵金」。 今年は生誕200年ということで、高知県各地でイベントが開催されているとのことでしたが、最後の最後に三会場の展覧会に行ってまいりました。 わたくしがこの絵師の存在を知ったのはも

          2012 高知を巡る絵金尽くし

          三度目の絵金

          絵金を見るために、過去二度高知まで出向いていました。 一度目は2012年、生誕200年の大絵金展。 二度目は2019年、赤岡の絵金祭り(お祭り中止になったけど)。 どっぷりがっつり鑑賞してるのでもういいかな~と思っていたものの、 夏祭り風に展示されているときいて楽しそうかもと。 絵金が観られるお祭りは赤岡だけではないし(10箇所ぐらいあるらしい)、 しかも開催日も別なのでまとめて楽しむのは不可能。 そう何度も高知へは行けないだろうと思いなおしてピャーッと行ってまいりました、

          三度目の絵金

          今年初美術展は待ってましたな 甲斐荘楠音の全貌―絵画、演劇、映画を越境する個性 展

          土日を避け天気やコロナ感染者数とにらめっこしながら2月11日の展覧会開催から数日目での鑑賞でした。 ギュウギュウの車内や会場でマスクを外す人が増えてきだしたら大変だわと。 今回は氏の写真や映画の風俗・衣装に関する資料も沢山展示されているときき、切り口の新しさにワクワク♪ 一番最初のブース「序章 描く人」には代表的大作が。 今回の展覧会の大看板「女人像」や「白百合と女」を間近に見てることができ、 幾重にも塗り重ねられた、けど決して厚ぼったくない深く美しい味わいに唸ることしば

          今年初美術展は待ってましたな 甲斐荘楠音の全貌―絵画、演劇、映画を越境する個性 展