ソーシャル・ネットワーク
鑑賞時の感想ツイートはこちら。
2010年のアメリカ映画。Facebook の創設者であるマーク・ザッカーバーグを主人公にした人間ドラマ作品です。ザッカーバーグ役で主演を務めるのはジェシー・アイゼンバーグ。
監督は『セブン』、『ファイト・クラブ』、『ドラゴン・タトゥーの女』のデヴィッド・フィンチャー。
うーん、困ったぞ?
映画大好きなわたしが、Twitter に書き溜めた過去の感想ツイートをひとつの場所にまとめる―― という趣向で書いている、この note。
そもそも「観よう!」とその作品を選んだ時点で、わたしの好みが反映されたチョイスをしていることになります。
みなさんもそうですよね? ホラーがお好きな方はホラーを選ぶ機会が多いでしょうし、好きな監督で作品を選ぶ方もいらっしゃることでしょう。
(食べものでもそうですよね。嫌いなものをわざわざ選んで「食べよう!」とはなりませんよね)
しかし「面白そう♩」と思ってチョイスした映画でも、中には「これはちょっと……」という作品も(たまに)あります。
そういう場合は感想をツイートしません。「うーん、イマイチだったなぁ……」で終わり。
つまり "選んで" → "観て" → "感想をツイートする" までに、2段階のフィルタで選別されていることになります。
人間なので、合う作品と合わない作品、あって全然オーケーだと思うんですよね。映画をつくる側も観る側も、個性や好みがありますもの。
・・・
作品として大好きなもの、楽しめたものについては、もちろん記事を書くのも楽しいです♩
ノリノリで筆が進むし、そういう作品の場合はたいてい "良かった点" について書くので、読んでくださる方も楽しい気分で受け取れるのでは? と思います。
・・・
一方、イマイチな作品だった場合。
ツイートせずに流してもよいのに、何かが心にひっかかり「この点が気に入らんかった」と "あえて" 特筆しておきたい気持ちに駆られてツイートした作品も中にはあるのです。
そういう作品のことを note に書く時は
「うーん、困ったぞ?」
と、実はキーボードの前で毎回悩んでおります~!笑
あの作品のアレがダメだった。
この作品のココがつまらなかった。
――なんて話をしても、書いてるわたしも、読んでくださる方も楽しくないですよね!? だから「良かった点」を探そう!
と、こちらの記事(コクリコ坂から)にも書いているように「できるだけ、この映画 note を楽しい場にしたい」という想い。
それと、もうひとつ「ネガティブな感想ツイートも除外せず、この note をこれまで観た映画の大全集にしたい」という想い。
どんな視点で作品のことを書いたら、このふたつの想いを両立できるか、毎回あれこれ考えています。
ちなみに、これまで note に書いた作品の中で「合わなかったなぁ」というものは、こんなのがあります。
▼ アパートの鍵貸します
▼ 風と共に去りぬ
▼ ラスベガスをぶっつぶせ
▼ プリンセス トヨトミ
▼ コクリコ坂から
よし、考えよう。
長~い前置きになってしまいました。笑
で、ぶっちゃけ、本作『ソーシャル・ネットワーク』も
げんなり…。
誰もハッピーじゃない映画は、嫌だな。
という感想だったわけです。
どうしてそう感じたのかな? と振り返ってみると、
○ ハーバード大の学生、才気あふれる若手 IT 起業家など、天才エリートたちの "選民意識" や "上昇志向" が鼻持ちならない
○ アイディアを盗んだの、出し抜かれたのという "競争意識" が世知辛い
○ 本作で描かれているマーク・ザッカーバーグが性格悪い。笑
という点が、どうにも受けつけられなかったのかなぁ、と。
あと、わたしが個人的に "Facebook が好きではない" というのもあるかも。笑(だいぶ前にやめました)
マーク・ザッカーバーグご本人がこの映画についてインタビューされている動画を観ましたが、本物のザッカーバーグ氏は普通のお兄さんという印象。
映画での描かれ方、あれはヒドイよね。性格悪過ぎるもの。笑
インタビューではちょっと強がって(?)余裕の態度を取っていますが、映画であんなふうに描かれてイヤじゃないのかなぁ。インタビュアーの物言いにも攻撃性を感じる……。
わたしが映画から得たいもの
わたしは「嫌い」とか「イヤだ」とか、ネガティブな感情にも意味があると思っています。
ネガティブな感情が湧いたら、それは逆の方向に自分の「好き」や「うれしい」や「心地良い」があると教えてくれるコンパスの針。
観た映画がハズレだったとしても、「その “好きじゃない” 要素の逆は何?」と問うことで、あらためて自分の求めているものを知ることができる。
「鼻持ちならない」⇔「平等」「相手へのリスペクトがある関係」
「世知辛い」⇔「平和」「安心」「のんびり」
とかね。
ジャンルは様々なものを観ますが、「怖い」「痛い」「陰惨」な感じの作品はどちらかというと苦手。映画は基本的に「心が豊かになる時間を過ごせてナンボ」だと思っています。
(別記事より)【もりはるひへのお仕事依頼について】できること。したいこと。
個人的に、わたしが映画を好きな理由って、感動や、学び、共感、癒し、美しいもの、ワクワク、笑い、ドキドキ…… そういうものが味わえる時間だから、なんですよね。
(別記事より)ラスベガスをぶっつぶせ
映画って、豊かな「体験」の時間だと思います。そして、ある時は、作品を通して自分の心と向き合う時間だったりもします。
(別記事より)はじめまして、のご挨拶。
映画を観ると、ポジティブでもネガティブでも、何かしらの想い(感情)が湧くと思うんです。直感で「好き」とか「嫌い」でもいい。
それをコンパスにして自分の心の声を聴くのも、たまには良いかもしれません♩
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