未来は右肩下がりしか無いのか
ネットで、少子化、人手不足、世帯数減少による消費縮小の記事を読みました。
世帯数が減ると、必然的に住宅やトイレ、キッチン、バスなどの設備、冷蔵庫や掃除機などの家電、寝具その他諸々、とにかく必要なモノが減り、それらを提供する産業が成り立たないという内容でした。世帯に一台というモノは、世帯数が減ると需要が減るからです。
Made in Japan の品質を頼りに輸出に頼るか、今のところ成長中のインバウンド需要に期待して観光立国で行くのか。このあたりが、現実的な道筋になります。
他にも考えかたはあるようです。私は、この考えに期待したいのですが、「世帯に一台」ではなく、「ひとりに一台」となるモノを創り、それが当たり前になる文化を創る。国内は人口が減るので、できるだけ広い文化圏で。
候補として出ていたのは、「コミュニケーションロボット」。でも、これは、AmazonやGoogleが先行しているしなぁ。ペット的なものも含め、おひとりさま需要とか、何かしらターゲットを絞ればアリかも。後は「AI搭載の生活アシスト機器」。こちらは、家電の延長で高齢化に合わせて可能性はある。
自動車、テレビが世帯に一台の時代は過去。スマホのように、AI搭載生活アシスト機器や、コミュニケーションロボットが、新たに一人1台という文化になり、かつての自動車やテレビのように「新しいのが出たら買い替えたい」と思われるモノになれば、経済活性化につながるはず。
今のままだと、テクノロジーの便益を享受できる地域と、寂れた街で低コストとローテクで暮らす地域に二極化する。それは、極端になると安全性が低く、治安が悪い、教育や倫理の行き届かない、ある種のスラムみたいな地域が日本に生まれることを意味する。
話が飛躍し過ぎたかもしれません。
人口減少は避けられない。反転するとしても、かなりの歳月を要する。それでも、未来を信じられるモノを、作る、使う、応援する、という気持ちでありたいと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。kindleでも、いろいろ書いています。よろしければ、ぜひ、お読みください。