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変化の波に押し流されないように何ができるのか

今週、こんな記事を見つけた。

『中国清華大にバーチャル女子大生が入学』(https://www.afpbb.com/articles/-/3352323)

バーチャル?女子大生?はて?と思いながら読み進めていくと、彼女はコンピューター科学・技術学部に所属して、創造力や対話能力などを習得していくらしい。つまり、人間が日々の生活の中で得た経験から様々なことを学び、生活パターンに適応していくのと同じ仕組みである。

さらに読み進めていくと、「将来的には多くの認知知能が人間を超えて画像を識別し、詩や絵を作り、数学を解くだけでなく、プログラミングやコーディング、ウェブサイトの作成などもできるようになると期待を寄せている。」と記載されていた。


現在の日本の企業や組織はDX(デジタルトランスフォーメーション)を押し進めるため、DX人材を確保することに躍起になっている。元の古いシステムから新しいシステムへ移行するだけではなく、変化の激しいIT領域に対応していかねばならない。IT市場の成長率が急速に伸びていくのに対して、DXを促進する人材は万年不足しており、2030年には54.5万人も不足するとされている。

そんなIT業界の現状を知ったうえで、自身の市場価値を高められる仕事をしたいと思っていた私は今年の4月にITベンチャーに入社した。これだけIT人材の需要が高いのならばしばらく職に困ることはないだろうと思っていた。

しかし、現れたのはこのバーチャル女子大生。もし彼女がプログラミングやWebデザインまでこなせるようになってしまったら、人件費のかかる人間プログラマーの首は切られてしまうのではないか。突然実体のない存在に脅威を感じるようになった。

「変化に強いものが勝つ」これは長い長い地球上の歴史の中で明らかになっていることで、変化に対応できず淘汰されてしまう存在になるのか、変化を乗り越えるためにどうするか考えて行動に移せるのかがカギになってくると思う。

バーチャル女子大生の頭角を現してくるのはもっともっと先のことになるかもしれない。それでも、今のうちに対応策を練って淘汰されない人間になれるように準備をしておく必要があると思った。

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