2023.6.28(水)人間らしさをおもしろく書かれた物語
エアコンはやく効いておくれと思いながら部屋に着く、湿気で世の中のものが少ししっとりしていますね、歩くだけで水分を感じる季節です。
そういえば紫陽花って結構いろいろな種類があるってはなしを友人に聞いて、額だけのガクアジサイ、白いアナベル、とかとか。
新宿御苑とかで植物の品評会を眺めにふらっと散歩するのが好きで、昨年だとぼんぼりのような菊花壇を観に行ったな。あんなに色々な咲き方をみれるのは楽しいものです。植物は割と好きなのかもしれない。
上司に厚みをましたねえと呼びかけられる、そうなのだろうか。厚みという概念が人にあることの方が少し面白みもあった。たぶん気のせいではあると思う。いや最近ごはんをよく食べているからかもしれない、もぐもぐ。
モームの短編集がだいぶ面白い、ついつい手にとって読み進めたくなる。長編よりももしかしたらおもしろいと感じているかもしれない。モームの体験に依っている部分が大きそうだからなのだろうか、当時の悩みから人間に対する洞察をしていて、それがあまりに割り切れない感じがリアリティがあるドラマになっている。何も解決はしないが悩む人とそれを受け止める人がいて、秘密を抱えた人間が悩み抜くという話、妙に人の生きる世界だという感じがすごくする。
人の生きているその生々しさをおもしろく描けるのはすごく才能が必要なことだと思う、生々しいだけの物語はあまり意味をなさないように思われる、それはただの語りであるから。モームの言葉は世界に対して人間とは何なのか?について何かを述べようとして紡がれている気がすしてやまないのだ。