ともくんは、平成25年生まれ。障害名はついていません。いわゆるグレーゾーン。普通学級に1年通い、勉強も頑張りました。2年生からは、障害クラスに入り、お母さんもともくんものびのびたのしく生活できるように少しづつなってきました。
いきものが好きで、カマキリを飼ったり、抜け殻を収集したり、遺跡を掘りに行くのが好き。いろんないきものにとても興味があり、調べるのも得意。おともだちからは、いきもの博士と呼ばれることも。
ともくん 20240422 「繊細さと慈愛」
終了後の経過について 親御さんから
写真記録
前回を踏まえた検証と考察
まだ環境の変化でお疲れモード。以前より集中への切替が遅い。以前ならできていた集中もなかなか腰が据わっていない。
印象記録
疲れている中、それでも嫌だとは言わず、花に触れることへの姿勢は崩さないともくん。
準備から後始末、ご挨拶の節目まで、ひとりきりでやり切ることができる。
ルーティンが身に付いている。
そんな中でも、花を触る手はほんとうに優しく、
作品からよりも、
花に触れている時の彼の手の動きから、
彼の本質と、繊細さ、彼の命あるいきものへのあたたかな慈愛が表現されていた。
現場から
選んだ花の名前を伺うと、「なぞの花」と応える。疲れていない時の彼なら、探求心でいっぱいなのだが、なぞの花のまま終了する。
しばらく癒しのほうへシフト。
ともくんから「飾る」という言葉を初めて聞く。
美しくしたいという、気持ちの表現だったので、前回から出てきた感性のなかの一部でもある美意識という芽が少しづつ定着する予感を感じた。
次回考察
引き続き、次への刺激は控え、待つことに徹してみる。
―to be continued