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療育花育の記録 あきらくん#4

あきらくん


あきらくんは体が不自由で車いすで移動。
言葉は話せません。喜怒哀楽などは、声でいろんな表現をします。
表情も豊か。表情でも多様に表現してくれます。
周囲の人のこころや頭の中を気配で察知できているかのような様子も見受けられます。

20231016 テーマ「引き続き花と親子の時間を持つ」


終了後の経過について 親御さんから

陽はここのところずっと穏やかに過ごせてる事が多いです。
自分の思いを伝えたい時は突然激怒したりして…え?何に怒ってるの(?)という時も時々勿論有りますが以前より減りました。

先日の花育もお姉ちゃんが居てくれた事も大きかったですが、少し慣れて来た感じです。

まさか花を持って挿すことが出来るとは思いもよらずでした。次回からはオアシスを用意しておこうと思います。

ダリアと白い菊をあきらは挿しました。

写真記録

この日、あきらくんは初めて自分で花を挿せた。


後日、お姉さんといっしょに花と遊ぶ
お母様は、この際の心底からの笑顔に喜んでいた。

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実施研究

1 前回を踏まえた考察と検証

1 原点を続けてゆく(それを続けた先に見えてくるものがあるはず)。

2 音を加えてみる。(症状に合わせて効果的な環境音楽を使用してみる)

植物、母親(ご主人は他界している)とのコミュニケーションを中心に、ヒーリング音楽を聴きながら花にふれていただいた。

初回の緊張感が、1回、1回、緩んできている。
こころの安定に、姉の存在が大きい。

2 現場で

はじめてアクションをおこしたあきらくん。
手も体も不自由で、話せないあきらくんが、能動的に動いたことは、奇跡に近い。
音楽の効果は、まだ不明。あまり関係ないかもしれない。

3 次回考察

引き続き親子の様子を観察するが、姉が入った時の心理状態が安定するため、可能であれば、お姉さんも一緒に家族でしていただく。

―to be continued

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花育研究家 森直子
2003年から一万人以上の方に花育をしました。現場でどんな風に、どうしたか、結果どうか等、遺さないまま頭の中にあり、書きのこして、いつか誰かの役にたったらいいな、と思い書き始めました。サポート励みになります。活動費として使わせていただきます。よろしくお願いいたします。