百花

初めてレイトショーを見た、ひとりで。
菅田さんが出る久々の映画だから楽しみで公開初日に間に行ったわけですが、なんとも不思議な映画でした。
あの人は震災でいなくなってしまったのか
あの人が子供を置いていくのは元々の性格か
会社の描写は何のためにあるのか
とかですかね、感想としては。

鑑賞中は
誰もポップコーン食べてないから食べにくいなあ、とか
右目が炎症してぼやけててよく見えないなあ、とか
矯正器具が唇の裏に刺さって痛いなあ、とか
忘れるって最低の復讐になるんだな、とか
考えてました。

復讐って言葉は違うかもしれないけど、
こっちがどんなに傷ついても向こうが病気で忘れちゃったらこれ以上責めても意味ないし
かと言って
向こうも必死で謝罪しててあなたが大切だよって伝えてるんだけど過去の失態と病気のせいで上手く伝わらないし
最悪なんだけど最愛があって。もどかしかった
菅田さんがキレ散らかすシーンがあるんだけど
そこは菅田さんの演技で圧倒されて泣いたのか
最悪で最愛な親子に同情して泣いたのか
分かんないけど、辛かったね〜
「ここで泣かすぞ!」ってシーンで泣いた気がして悔しかったけど。

最後に半分の花火が見れるんだけど
ああ、これが半分の花火か、そりゃアレじゃないよな、これが見たかったんだよな、伝えてたんだよな、必死にな
って考えて胸がキュッとなったけど
泣く?泣かない?って考えてるうちに涙も幕も引っ込んで
あ。っとした時には明転してました。

ポップコーンは半分余ってて飲み物は無かったんだけど
スタッフさんがほぼ居なくて締めの準備してる映画館を切り歩いたから、映画の余韻とか感じる前に「帰らなきゃ」って本能が目覚めました。別に割引も無いしレイトショーはもういいかなあ。

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