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鯖から学んだこと ダメなものはダメなのだ

私は嗅覚が敏感だ。
臭いだけで体調すら変化することがある。
特に生臭い臭いはダメだ。

たまに鯖の缶詰を料理に使ったりするが、缶の後始末が最大の難関。
忘れた頃に鯖缶を使い、いつも通り苦難を迎えている。

思い出すだけで苦しくなるレベルのあの臭い。
そう、これが私のバロメーターなのではないだろうか!

好き嫌いしてはいけない、という教育?を受けて育った私は素直に好き嫌いしないように必死に心がけて生きてきた。
ふと気づいた時には自分の本当の気持ちがわからなくなっていた。

本心か分からないと、選ぶもの全てがイマイチなのだ。
つまり、人生がイマイチになりかねない。
残りの人生はせめて有意義に強く楽しく生きたい。
そんなことを思っていた時に鯖の臭いについて閃いたのだ。

自分の本心を探るときにこそ、鯖の臭いについて思い出せばわかることがあると思うのだ。
何とも比較しがたいあの臭い。
それと比べて私の気持ちはどう感じているのか。

とてもシンプルかつわかりやすい方法だ。

なんとなくモヤモヤしていることにこそ有効。
いい歳なので、いつか克服してる暇なんてもうない。
そんな時間より好きなことに時間を使いたい。
なんだかとてもスッキリしている。

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