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多様化と個性化

byいのうえたいじろう(父)

カレーは辛いもの。
確かに「辛さ」はカレーの大きな魅力だが、辛いだけじゃない。
肉や野菜をじっくり煮込む事で生まれる調和のとれた「味」。
そして、数千年の歴史の中で生まれた数々のスパイスの香り。
カレーの魅力はこれらのハーモニーだと思う。

カレーは日本の食文化に根付き発展してきた家庭料理である。
かつては「カレーライス」や「ライスカレー」と言われ、どこで食べてもだいたい同じ味が売りだった。

しかし、今は欧風やタイ風、スープカレーや焼きカレー等々・・
カレーの持っている包容力と日本人の工夫好きから、
カレー文化は増々の多様化と個性化に向かっていくであろう。

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