不完全
年を取りながら
完全にはなりきれないのだと身を持って実感しつつ
それならば,誰かと比較して少しでも優位に立てたらともがきつつ
やっぱり,自分は自分にしかなれないのだなぁと思う。
一瞬,とても幸福でキラキラとした自分を感じても
0時を過ぎたシンデレラのように
また元の世界に戻ってきては
自分は自分なのだね,変わってないのだねって思う。
あなたの,不完全はなんですか?
いや,きっと,どこをとっても不完全なんだよね。
顔・・・70点
身体・・・ちょっとぽっちゃりだから60点
性格・・・どちらかというと嫌いなところが多い気がして40点
才能・・・才能で食べれてないから30点
そういうふうに,自分を見てきたよね。
これこそが,私の不完全,私の個性の世界。
愛そう♡個性。
あなたの不完全は,私にとってはとても愛しい。
あなたがいきなり超美人になってたら,私は愛着を抱けない。
不完全なあなただから,私は好きになったのだ。
だとしたらきっと,
私の不完全は,誰かにとっての愛なのかもしれない。
そういうふうにして,
私の不完全を,私の愛にもしていこう。
私は,不完全。
それを愛することが,私への愛。
不完全でいてくれて,ありがとう私。