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里帰りしない決断と行政のサポート(コロナ禍での帝王切開2人目出産2)

里帰り出産をしない決断を夫婦でするまで
ひとりめは里帰り出産しました。今回も本音は里帰りしたい。でも上の子もやっと幼稚園に慣れたころでした。
(年少の上の子、コロナ禍で4月、5月は就労者限定で少人数保育だったので、6月からの集団生活で山あり谷あり、やっと夏休み前に落ち着いたころ)

周囲の2人目出産ママは、ほぼ全員が上の子連れて里帰りor実母が手伝いに1か月ほど通いか泊まり込みという状況です。
私は実父は現役で働いており実母は病気のため、上の子連れての里帰りは断られ赤ちゃんと私だけならいいよと。上の子と夫が2人で過ごせるのか?
職場の人にも、友人にも何度も相談しました。上の子と離れて里帰りするか、家族でここに残るか。でも自分の身体を無理させたくない。

決断の決め手となったのは職場の女性の先輩
尊敬する職場の女性の先輩に相談したところ、その先輩は周囲に頼れず、出産後2週間で上の子の保育園送迎や家事をフルで開始したそう。結果的に子宮脱となり、子宮を引き上げる手術を後程したというお話。そこで私は決めました。1番は自分の身体、2番は上の子のことという順番で、考えようと。
コロナ禍がおさまらず、里帰りの手術日の2か月前には里帰り先への帰省を求められ、産前2か月+産後1か月と最低限でも3か月間は上の子と離れる計算は現実的ではなくなってきました。また、産前2か月はまだ産休にも入れていません。そこで残る前提で何かよい案はないかを探しはじめました。

行政の支援を知る(私が出したヘルプ1)
産婦人科が妊娠中期に実施していた助産師さんとの面談の中で、里帰りしない場合どうやったらいいか分からない不安であるとひたすら述べた私。
市が提供する、産褥入院について教えていただいた。本当は同じ産婦人科も産褥入院先に指定されているけれどコロナ禍で受けていないとのこと。
産褥入院とは、産後退院した後に引き続き産婦人科や助産院に入院できる仕組みで、私が住んでいる市は家族からのサポートが難しい人を対象に状況に応じて市が入院費を負担してくれるとのことです。

詳細は区役所で、ということで区役所へ。
幸い、近所の助産院(車で5分程度)は、コロナ禍でも受け入れてくれる。とのことでひと安心しました。
また、産後ヘルパーのことも教えていただきました。こちらは区役所の方に何度も言われたのが、「早めに相談してくれて助かります」だった。9月下旬手術に向け6月には相談していたので、助産院との調整なども日程を確保できて助かったとのこと。1人で悩む時間は極力減らし、早めに周囲にヘルプを出すことの大切さを実感しました。
*産褥入院、産後ヘルパー利用の流れや料金などは別記事に記載します。

夫の育休(私が出したヘルプ2)

里帰りしないというケースに備えて着々と調べつつ、まだ里帰りしたい子心も残っていた7月上旬。夫が、「出産後3週間有給休暇を利用して育休とする。だからこちらに残ってほしい。」と言いました。建前上は上の子がまた不安定になるかもしれないから母親と離れないほうがよいとのことですが、本音は、上の子の世話を一手に引き受けるのは大変だからかなぁ。私は「1か月は本当に動けないよ!」と念を押し、本当に動かないほうがよいことを根拠を示すため「産後ママの心と身体をケアする本」を購入し、産後の期間ごとの動いてよい目安を説明+帝王切開で1か月はつらいからと説明しました。その結果、「産後一か月間は基本的に家事と上の子の送迎は自分がする」という発言を夫から引き出し、残ることを決心しました。そして、産婦人科での入院4日間+産褥入院6日間=10日間は養生。その後、夫が有給休暇を取得する産後1か月までの20日間は自宅安静ということになりました。この本は、里帰り出産をせず自分一人で無理をしてしまいそうな全ての方とそのパートナーの方にぜひ読んでもらいたいです。
また、帝王切開予定のかたは「ママのための帝王切開の本」もおすすめです。帝王切開の手術のこと、術後の痛みや回復の目安など、かわいいイラストと具体的な記載でとてもよくわかります。帝王切開のことって意外と情報が少なくて不安になりますが、1人目帝王切開前にこの本と出会い、不安を軽減してから見通しをもって予定帝王切開に臨むことができました。

義理母のヘルプ(私が出したヘルプ3)
6月に上の子の誕生日で義両親(車で6時間の超遠方)が遊びに来てくれた時、私が入院している期間は家事と上の子のお世話にこちらに滞在してくれると申し出てくれました。夫からは一切聞いていないので「え?聞いてないよ?」と内心思いましたが、仕事も調整して1週間来てもらえるというのは、やはりありがたい話なので、感謝して申し出を受けることとしました。(夫も事前に聞いていなかった様子。でも、この時に受けたことが後程本当に助かりました。)
とはいえ、義理母は普通の方がイメージする母ではなく昔から家事は実母に頼り仕事をされてきた方なので、家事が本当に苦手。料理は一切できません。そのため、上の子の遊び相手=義理母、料理以外の家事=夫、義理母と夫の両方が苦手な家事=料理をどうするかを検討するのが次のステップとなりました。
こうやって振り返ると、里帰りするかしないかを決めるまでは延々と悩んでいましたが、ケースA・ケースBと仮定して里帰りしないケースに向けて着々と相談や情報収集をしていくことで、少しずつ状況が前に進み始めました。

さて、次回は入院前の準備について、書きます。家のことでしておいたこと、入院時の持ち物など。コロナ禍で手術時の立ち合いは可能ですが、その後入院中は家族の面会一切禁止という1人目とは全く異なる状況でした。

Life is full of chances.


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