最近よく聴いている曲について語りたい【2】
好きな曲の好きなポイントについて、好き勝手に語ります。毎週月曜更新予定。
……と言いながら、早速遅れてしまいました。推しの配信も今週は火曜日にすると告知があり、運命かもしれんと思いました。黙ります。
今回はテーマを決めず、最近よく聴いている曲について書きます。書きたい曲が! 多すぎる!
前回はこちら🔻
1.『おもかげ -self cover-』 Vaundy
「Aimer × milet × 幾田りら」という目を疑うような並びに「(produced by Vaundy)」と続いてハ? の顔になる曲『おもかげ』。
最初聴いたとき、ば、Vaundy色がすごい…! って思った。そのせいか、セルフカバーがさらに好き。いつも運転中ハンドルを叩いちゃう。
女性のハーモニーが織り成す朗らかな雰囲気が、軸を走るドラムの音でリズミカルな激しさに変わる。共通項は「楽しい」なのだけど、本家がタンポポのお花畑でピクニックなら、セルフカバーは険しい野山の探検って感じ。
改めて、「セルフカバー」って、すごいなぁ。創るも提供するも歌うもできる人の特権だもの。Vaundyの曲については今後もたくさん書きたい。
2.『Lovestruck』 春野
先月、初めて聴いた4組のアーティストについて感想を書いた。その熱が一番高く持続されているのが彼。
心臓を揺さぶってくる詩がそこかしこに散りばめられている。春野の曲は、思春期のニキビまではっきり写すカメラみたいだと思う。隠したい、見たくない、それでもたしかに“ある”ものを、捉えて逃さず克明に描く。だから、歌詞を聴き込むと苦しい。
たとえば〈これだけ夢中にさせておいたんなら お願い早く愛してみて〉というところ。「愛して」ではなく「愛してみて」なのだ。見え隠れする弱さと揺らぎ。「させておいたんなら」のような口語的な表現や「いたない」等の俗語がリアルさを強調しているのかも。〈君にバレたくない〉から始まり〈気付いてしまえよ〉で終わるこの曲。ストーリーに思いを巡らせるのも楽しい。
〈このまま悪戯ばかりしないで もどかしい〉という歌詞で開始早々胸の奥がぎゅうっと絞られる、『Love Affair』も聴いてほしい。
3.『MoonWalker』 yama
クラウチングスタートを切るようにドカンと盛り上がるサビが好き。ジャズっぽい、のかな。メインを張る金管の裏でいろいろな楽器がかわるがわるリズムを取る重厚感が、この曲を彩る。楽器に明るくないから見当違いだったらごめん。
yamaの曲には、静かな暗闇に一筋だけギラッと光る熱がよく描かれる。夜を照らす暖炉の熱というよりは、電線から飛び散る火花のイメージ。〈誰もいない終電〉で〈僕の肩を 月が触れるように照らしていた〉。そこから〈かき鳴らせメーデー〉〈限界高度破って〉〈爆ぜて〉〈夜すら怯えさせて〉と続く、何もかもを突き破り爆走していく言葉たち。そしてラスト、〈どうせ最期の人生 月でも目指そうか〉で締める。どうしよう、これ歌詞全部書きたい。全部いい。
yamaもまた、他にも書きたい曲が山ほどある!! 書く!
4.『のびしろ』 Creepy Nuts
〈やっと「大人気ない」が出来る年〉というフレーズが好き。うわあ、確かにな……ってただただ納得した。大人にならないと、「大人気ない」はできない。
この曲は、23歳の今の私と、たとえば30歳の私とでは大きく聞こえ方が変わりそう。だって私〈サボり方〉も〈甘え方〉も〈逃げ方〉も〈言い訳のし方〉もわからん。〈柔らかい頭〉も持っとらん。でもさ、それが、〈のびしろしか無いわ〉ってことなんですよね。【地元の大衆居酒屋で友達と仕事の愚痴を言い合いながら酒飲んでぐでんぐでんになっているときに流れてほしいBGM】暫定1位。何だかんだ言いつつみんな明日も仕事行くんよ。〈のびしろしか無い〉大人やから。
5.『UR like ME』 ちゃんみな
ちゃんみなは、常に世の中を睨みつけて中指を立てているイメージだった。そんな曲も確かにあるのだけど、この『UR like ME』では等身大の友情が描かれる。うわ、でもこの曲に出てくる子たち、“友情”とか他人に評価されんの嫌いそ〜。
起き上がる前にとりあえず返信するのも何も喋らないのに電話繋げてるのも、私の学生生活そのまんま。特にわかりみ深すぎて笑ったポイントは〈きっとこの歌聞いたら貴方は キモいとかってバカにするのかな〉。西野カナの友情ソングも好きだけど、ここが違うところじゃないかな。バカにしてくるだろうけど、〈気づいてる? You’re just like me〉って言い切れる関係性が好きよ、っていう。
この曲を聴いて思い出す存在がいること、幸せかもしれんな、と思った。うふ。
6.『ミスター』 YOASOBI
転調、転調、ハイ転調!!
リリース当初から聴いていたけど、2ヶ月ほどたった今になってじわじわと良さが染み込んできている。これが世に言うスルメ曲?
扉が開いて徐々に世界へ吸い込まれていくようなイントロと、1番Aメロの〈シングルサイズの部屋で一人きり〉の〈一人きり〉の音階が好き。あと、言わずもがな、〈あなたはもういない〉からのラスサビへの繋がり。歌詞なしでもずっと聴いていられそう。
たった3分でストーリーが見える。すごい。最後のikuraちゃんの〈ミスター〉から溢れ出している切なさで胸がギュッとなる。原作を買ったまま読めていないから、読後に世界観の捉え方がどのように変わるか、楽しみだな。MVも早く観たい!
7.『Bye-Good-Bye』 BE:FIRST
ついに聴いてしまった感。
ギュインと瞬間的にボルテージが上がるサビが好き。3番目のyamaでも同じようなことを言いました。そういうことです。
サビと同じくらい好きな箇所がもう一つある。ラップパートの〈ほら次は君の番だぜ〉、ここ。表現力の鬼か? 声だけでカートゥーンネットワークのアニメを観ているような気分になる。これを書いている段階ではまだMVを観ていない。でも絶対カメラに向かって指差し×ウィンクしてるでしょ。(してなかった)
中毒性が凄まじい。舌を火傷したときみたい。熱に触れたのは一瞬なのに、ずっとずっと後まで響く。この曲、ファミマで流れてきたのが忘れられなくてダウンロードしたんですよ。何その出逢い方。BE:FIRSTはまだ2曲しか知らない。今からMVを観ますが、ボーイズグループのオタク、沼の予感が怖いので薄目で観ることにします。
❤️🔥❤️🔥❤️🔥
おしまい!
月末のドタバタで少し深みが足りていないのは反省。でもめちゃくちゃ好きな曲たちなのだ。それだけでも伝わっていてくれたら嬉しい。Vaundy、春野、yama、ちゃんみなについては後々1組に絞って書きたいな。1年前に書いたYOASOBIのライブレポートも、よろしければ!
最近よく聴いている曲たちでした。読んでくれてありがとう。
今週終わればGWだ! 駆け抜けるぞ〜。
#はるのプレイリスト 【3】はこちら🔻
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