平日映画チャレンジをしてみた
先日、学生の頃以来にすごく久しぶりに、平日に映画を見てみた。
遅い時間の上映やレイトショーの存在はもちろん知っていたが、そもそも仕事帰りの状態で映画を見る、という発想がなかったのだ。
私は自他ともに認める出不精なので、用事がなければ常にまっすぐ家に帰るのが基本である。
しかしどうしても先日、「この日まで見ないといけない映画」というのが出てきた。タイトルを記すのは一応控えておくが、週ごとに来場特典が変わるあの作品である。
土日は体調を崩して行けずにいたため、特典を手に入れるなら次の土日までしかない。しかしそうなると当然、平日に行くしかない…!
地元の映画館は微妙な時間帯のものしかない、次の日も仕事であることを考えると、今回はレイトショーは避けたい。
調べるうちに、職場の最寄り駅近辺の映画館ならば、定時で直行すればなんとか上映時間に間に合うことがわかった。
ならばこの日に、行くしかない…!覚悟を決めて、私は平日映画チャレンジをすることにした。
その結果、思っていたよりもとても良かった。以下に備忘録としてメリットなどを記載しておく。
・平日は人が少なくノーストレスだった
人混みが苦手な私のような人間にとっては、これはとてもありがたい。ゆっくりグッズを見られる。パンフレットを買う余裕もある。
これは別の話になってしまうが、私は毎年最低でも劇場版コナンを2回は観にいく。
今年は上映2日目に初参戦したのだが、例年よりもグッズ売り場に人が集まっていて、初回でのパンフレットの購入を諦めた。哀ちゃん効果だろうか。
今回見たのはコナンではないのだが、ようやくこちらのパンフレットも購入できたので満足である。
・時間が有効に使えた
当前と言えば当然なのだが「映画のためだけに」出かける必要がないということは、それだけで移動時間が短縮できる。これは思っていたよりも大きなメリットだった。
出不精かつインドアな人間にとっては、映画を見に行くこと自体が、日常の中では大イベントでハードルが高いものなのだ。
・仕事のメリハリがついた
「今日は映画を見に行く!何がなんでも定時ダッシュ!」と固く決意した上で朝から動いているので、非常に計画的に仕事を進めることができた。
……この心持ちで普段から活動すれば、毎日理想的な定時退社ができるのだが、如何せんこの心理的ブーストは、特別なイベントだからこそだと思う。
実際、私は予定外の仕事が舞い込まないかと朝からピリピリ・ソワソワしていたので、効率よく進められる分、下手したら気負いすぎてドッと疲れてしまう可能性がある。
良くも悪くも自分にとって非日常ではあるのは、まだ変わらないのだ。
さらにメリットを記すとすれば、平日は観客数が少ないからこそ、映画の上映回数に貢献できる、という考え方もできるかもしれない。
平日は特に集客数が伸びないから、映画館側も利益を出さなければいけない以上、ある程度客足の傾向がわかると上映回数を調整するらしい。都合のつく日に足を運ぶことは、好きな作品の上映回数に繋がり、ひいてはそのコンテンツの更なる拡大につながるのだ!…というのは大仰だろうか。
ちなみに、今回利用したのは某会社系列の映画館だったため、アソビューの割引チケットが使えた。
Web予約ができず、窓口予約でしか使えないのが難点だが、逆に言えば、もし仕事が伸びて間に合いそうにない場合は、別の日にチャレンジできると考えることもできる。これは心理的にも楽だった。
欠点は長所になりうる。割引額も結構大きいので「ゆる節約」ができて良い。
さて、自分の中では結構大きなチャレンジだった平日映画チャレンジだったのだが、本来の目的だった来場特典は終了していて、残念ながらゲットできなかった。
これには一瞬「い、一体なんのために今日一日頑張ったの…?」ちょっとしょげてしまったが、映画自体の満足度は変わらずにあったため、思いがけずこの平日映画チャレンジの楽しさにハマってしまった。先日に引き続き今週もチャレンジしてしまった。
今回は定時ダッシュじゃなくても良い時間帯の上映があったので、待ち時間で前から気になっていたお店で夕飯も食べることができた。外食はお金がかかるのもあり、何でもない日に夕飯を外で食べるというのは贅沢な気がして気が引けてしまうのだが、時間を有効に使える、という免罪符のもと、気兼ねなく食べれるのは楽しい。
仕事のある日なのに、丸一日全てがなんだか特別なイベントみたいに思えてとても良かった。
次は仕事帰りにコナンを観るつもりだ。相変わらずインドア派ではあるが、こういったことを上手く自分の生活リズムと合うように取り入れることで、日々を充実したものにしたい。
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