沈黙を味方にする方法
先日のエリザベス女王の国葬、荘厳でしたね
まさに大英帝国の威厳と
エリザベス女王を偲ぶ気持ちが
伝わってきました。
ですが、
テレビの解説者が
ずーーーっと話しているのが
ちょっとうるさかったな〜
テレビだからしょうがないのかも
しれないですけど。
沈黙や間があってもいいのに
と思いながら見ていました。
実は
コーチングをする時に
大事になるのが
「沈黙」「間」
なんです。
コーチングは
相手の話を聴くこと
と思われていますが
実は
聴くのは
相手の言葉だけではなく
「沈黙」
も聴いているんです。
クライアントが
ずーっと話しっぱなしのときは
頭の中にあることや
これまで考えていたことを
話してくれています。
これを聴くだけでも
けっこう整理されますが
コーチングが機能するのは
その先。
頭にあることを
全部出し切った先に
それはどうだったかな・・・
そういえばあの時は・・・
本当はどうしたいかな・・・
という「・・・」に
「沈黙」が生まれます。
この時に
自分との対話が深まるので
いつも以上の
気づきや発見が生まれます。
間の長さは
人によって違いますが
自分の中を探索する時は
自然と言葉が止まったり
ゆっくりになったりするんです。
ずーっと喋りっぱなしの人に
イメージを深めてもらったり
深く思い出してもらいたい時は
あえて
「言葉を止めてみてください」
とお願いすることもあります。
「沈黙」は本当に大事なんです。
沈黙を制するものが
コミュニケーションを制す!
と言っても過言ではないぐらい。
といわれても・・・
日常生活での沈黙は
苦手だったり
不安になったりすることも多いです。
相手が黙ってしまったら
何か話さないといけない
とか
なんか不愉快にさせてしまったかしら
とか。
間も沈黙も怖くないですよ
と言っても
やることがないと
不安になる方もいると思うので
沈黙で気まずいって思った時に
どうすればいいかをお伝えしますね。
ちなみに
これは通常のコミュニケーションを
想定しています。
何かトラブル時の対応は
もう少し繊細になるのでまた別の機会に。
では
さっそく「沈黙」を味方にする方法を
お伝えします。
手順は簡単です。
==============
<沈黙を味方にする方法>
①相手を観察する
②何が起きてる?と聞いてみる
==============
この2つです。
まず最初はこちら。
①相手を観察する
いきなり
???
かもしれません。
まずは
相手の状態を
しっかり見てください。
表情、目線、姿勢、動作などなど
どんな状態かを観察します。
この観察がめっちゃ大事!!
・表情変わらないな
・意外と楽しそうだな
・黙ってるけどうなづいてるな
・なんか首傾げてる?
などなど
表情や仕草から
相手の状態を感じてみてください。
そうこうしているうちに
相手が話し始めるかもしれません。
でも
なにか沈黙を楽しんでいる様子でしたら
そのまま
それを一緒に味わうというのも
いい時間の過ごし方です。
②何が起きてる?と聞いてみる
とーっても間が長くなって
沈黙時間が気になったら
「今、どんな状態ですか?」
と聞いてみてください。
相手に何が起きているかを
聞いてみるんです。
この
「今どんな状態ですか?」
はコーチングの時に
よく使っています。
ポイントは
できる限りオープンに。
プラスもマイナスの情報もつけずに
聞いてみることです。
観察してもわからない
相手の中で何が起きているのかを
質問するわけですから
自分で勝手に
決めつけないで聴くことが大事です。
ただ、
いきなり
どんな状態?っていうのは
聞きづらい
ということでしたら
「今、どんな状態?
ずっと黙っているから
どうしたのかなと思って。」
と聞いてもいいかもしれません。
もちろん
聞き方は相手との関係性に
合わせてくださいね。
こう聞かれると
相手は
自分の状態を話しやすくなります。
・なんかいい言葉が見つからなくて考えてた
・ちょっと疲れたなーって思ってた
・なんか頭が動かなかった
とか
いろいろと
自分の中のことを話してくれます。
そうしたら
次の話の展開や方向性も
見えてくるわけです。
実は
沈黙をていねいに扱う
コミュニケーションをとることで
相手との信頼関係を
深めることができるんです。
だって
わざわざ
沈黙の理由聞く人って
あんまりいないでしょ。
しかも
自分のことを
尊重してくれているわけですから。
それだけ
自分を大切にしてくれているのだと
信頼を深めるきっかけとなるのです。
いかがでしょう?
沈黙が欲しくなりませんか?
なんて(笑)
沈黙があってもなくても
いいコミュニケーションは
相手の状態を
感じて察して耳を傾けることが
ベースになります。
もし
沈黙がやってきたら
きたーーー!!
と思ってチャレンジしてみてくださいね。
それでは今日はこのへんで。
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