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一体どこから泥沼だった?

テレビドラマに出てくるような豪華な会議室で、仲介をしてくれた公認会計士から
「株式譲渡締結おめでとうございます」と声をかけられました。

でも、私にとっては何ひとつ「めでたい」ことなんてありませんでした。
ただただ、早く終わらせたかった。

翌日、私は捨てることができる書類を片っ端から捨て、削除できるメールをひたすら削除しつづけました。
特に社員とのやり取りのメッセージは、もう見たくもありませんでした。
LINEも含めて、連絡先ごと全て削除しました。

「こんな会社、もう二度と関わりたくない」と心の底から思いました。

そして、私は無職になりました。


今更ですが、この出来事をnoteに書き残そうと思っています。
文章を書くのが得意なわけではありませんが、ちゃんと書けたら娘に読んでもらいたいと思っています。

「あなたが6年生の夏休みに突然『中受をしたい』と言い出した頃、母は人生で一番忙しく、そして一番悩んでいたんだよ」ということを、いつか伝えたいと思っています。


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