B型だと思って生きてきたけど血液型測ったらO型だった

B型だと思って生きてきたけど血液型測ったらO型だった。マジでヤバい。

今日、会社の健康診断があったんです。それで採血があるから、じゃあついでに血液型もちゃんと調べてもらおうと思って、オプションで血液型検査を申し込んだんです。その結果の紙を見たら「O」と書いてあった。俺はO型だった。37年10ヵ月のあいだ自分のことBだと思って生きてきたのに。今日からO型として生きていかなければならない。O型始めました。よろしくお願いします。

まあ、そもそもB型だと思ってたことに根拠はないんです。子供のころ、自分の血液型が気になって親に聞いてみたところ、「Bじゃない？ 父さんOで母さんBだからBかOのどっちかだし、お前は性格がBっぽいからB」とクッソ雑に言われ、（ふーん、じゃあ僕はBなんだな）となぜか納得して、それからずーっとB型として生きてきました。37年と10ヵ月間。

B型からO型になると色々大変です。まずキャラを変えなきゃならない。血液型と性格の相関性はないですよ。ないですけど、「血液型何？」とか「Bっぽい」とかって、ちょっとしたツカミになるじゃないですか。そんでもって、そういうツカミってコミュニケーションで結構重要だったりするじゃないですか。

「俺B型！！」
「ウケる笑 超Bっぽい笑」
「なんだと！！ こう見えて繊細なところもあるんですよ！！」
「うんわかるよ笑 Bって意外と繊細だよね～」
「店員さんすいません生ビールおかわり！！」
「ほんとBっぽくてウケる」

みたいなさ。あくまで例ですよ例。俺はこんな感じでB型であることを逆手に取ってきたんですよ。過剰に“そういう風”に振る舞ったりしてね。アドバンテージにしてた。でもちゃんと測ったらO型でした。もうアイデンティティが崩壊するよ。ゲームで言えば斧スキルを鍛えてきたところにいきなり片手剣を渡されるようなもんですよ。片手剣のソードスキルとか使えないよ。どうやって戦えばいいんだよ。

つーかさ、血液型の話をすると時々湧いて出てくる「血液型と性格に相関性はない！ 迷信！ そんなの信じてるの日本人だけ！」みたいなこと顔真っ赤にして言い出す輩。まあ、実際には「いや…知ってます…？ 血液型と性格に相関性はないんですよね…そんなの信じてるの日本人だけですよ…ンフッ（ﾎﾞｿﾎﾞｿ）」みたいな感じだと思うけど。うん、まあそうだね、血液型と性格に相関性はない。ただの迷信。でもそんなことみんなわかってるでしょ。わかったうえで血液型の話をしてる人が大多数なんだよ。こうさ、まだ知り合って間もない人とかと、軽い雑談をしながら距離を詰めていくための道具なんですよ血液型談義は。それ以上でもそれ以下でもない。何が「相関性ないんですよね…」だ。空気読めよ。そういうところが駄目なんだぞオタク。

わき道に逸れてオタクを殴ってしまった。話を元に戻します。とにかく俺はO型であることが判明した。なので今まで使ってきた“B型キャラ”はもう使えない。詐称になる。今後はO型であることを活かした“O型キャラ”で行かなきゃならない。そういうことなんです。

でもO型のイメージってよくわかんないんですよね。“おおらか”とか“大雑把”とかそんなのしか知らないですよ。O型って血液型4種類の中で一番無難な気がする。なんかさ、Bはワガママで自己中、Aは真面目で堅物、ABは何考えてるか分からない、みたいなうっすい通念あるじゃん。その通念の上で「Bっぽいって言われるけどA型なんです笑」みたいな雑談が成立するわけじゃん。でもO型ってそういうの特になくない？ マジで“おおらか”とかしかない気がする。いや“おおらか”ってなんだよ。特徴でもなんでもねーよ。「俺O型！！」とかいきなりデカい声で宣言してもそこから笑いに繋げられる気が1mmもしない。O型クソ使えねえ。

とか言いつつ、この実はO型だった展開には結構ドキドキしてるんですよね。ってのも俺、星座が水瓶座なんですよ。水瓶座のO型ってhydeと一緒なんですよね。hydeってわかります？ ラルクアンシエルのボーカルなんですよ。ヤバくないですか。俺、昔からラルク大好きだったから「星座と血液型がhydeと一緒」ってだけでドキドキしちゃうんですよね。あとうちの親父も水瓶座O型だし。俺の中で水瓶座O型は一番特別な組み合わせなんです。ああもうどうしよう。水瓶座B型の自分大好きだったけど水瓶座O型だったらもっと自分大好きになっちゃう…。