職場ファッションの疑問
こんばんは。
新人研修時にあがる質問のひとつに職場での服装に関する内容があります。
・そもそも何を着たらよいの?
・オフィスカジュアルとビジネスカジュアル違いは?
スーツ着用や制服のある仕事以外の服装選びは気を遣うという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、年間1,000社以上は訪問していた経験をもとに、職場でのファッションについてまとめてみました。
1.避けたい4つの「すぎる」
大きなポイントとしては、4つのパターンにならないよう注意しましょう。
女性の場合にはスカートが極端に短いなどの例が分かりやすいかもしれませんが、男性でも無駄にボタンを開けすぎている方、ダンスウェアかと見紛うようなボディラインの出すぎる服装の方に遭遇したこともあります…
あまり自己主張の強いものは避けるのが無難でしょう。
・露出が多すぎる
・体のラインが出すぎる
・色や柄が主張しすぎる
・組み合わせる色が多すぎる
2.〇〇カジュアルとは?
ビジネスカジュアル、オフィスカジュアルという言葉を聞かれたことがあるかもしれません。
日本は欧米ほど職場でのドレスコードが厳しくない企業が多いため、辞書化できる程の明確なガイドラインがあるわけではないので、一層迷いますよね。
業界や企業、部署によっても異なるものの、おおむね広告やマスコミ、IT業界はゆるやか、製造業は正統派の服装が多い印象です。
簡単にまとめると以下のようなイメージではないでしょうか。
■ビジネスカジュアルとは?
上下スーツよりはややラフ、企業訪問にも違和感のない服装です。
男性ですと襟付きのシャツにジャケット、女性の場合にはワンピースやカットソーの上にジャケットを羽織るなどが多い。
ドラマでキャリア系の登場人物が着ているような服装をイメージすると分かりやすいかもしれません。
■オフィスカジュアルとは?
社内で来客の対応をしても違和感のない服装です。
最近ではジーンズもネイルも大丈夫な会社も増えています。
最低限、パジャマやスウェットのようなものと冒頭で紹介した4つのポイントを避けることはおすすめします。
■おすすめ参考サイト
困った時にはプロのコーディネートを参考にするのが分かりやすいです。
ピックアップしたサイトは、スタンダードで万人受けしそうな組み合わせが多いので、ハズレにくい服装かと思います。
3.スーツではダメですか?
明確にスーツがダメ!と公言する会社には個人的にはお目にかかった記憶はないものの、私自身の経験としてはマスコミ勤務時に上司から「あか抜けない」とご指摘をいただいたことがあります。
当時の上司はプラダを着た悪魔のミランダのようなオシャレな方でした。
打ち合わせでの訪問時にも、相手企業のカラーにあわせて装いを変えるという発想に衝撃を受けたものです。
表現者たるもの自分を魅力的にみせるファッションにも気を遣うべし!というお考えのもと、スーツを着ていればハズレナイと思っていた私は日夜ファッションチェックに怯える日々を過ごしていました。
お陰様で同じスーツでも色や素材、あわせるインナーを工夫する習慣が身についたことで、商談やその後の転職活動でも成功確率が上がり、セルフブランディングの重要性を学習いたしました。
4.似合う服が分からない時には
自分に似合うものが分からない時には、パーソナルカラー診断や骨格スタイル診断も参考になります。
各種ファッションサイトで無料の診断やプロによるコーディネートレッスンもあるので、気になる方は一度試してみてはいかがでしょうか。
■パーソナルカラー診断
髪、瞳、肌の色から春夏秋冬4つのカラータイプに分類されます。
顔色が良く見える色を知ることができるので、色選びの参考にするとよいでしょう。
■骨格スタイル診断
体の厚みや節々の特徴からストレート、ウェーブ、ナチュラルの3つに分類されます。
着太りしにくいデザインの特徴が分かるので、バランスよく見える着こなし選びの参考になります。
■顔タイプ診断
顔のパーツの組み合わせから8つのタイプに分類されます。
見た目のイメージに似合いやすいファッションの特徴が分かるので、違和感のないテイスト選びの参考にできるのではないでしょうか。
難点としては、好みのテイストと似合うテイストが必ずしも一致するわけではないことです。
最近はオンラインや画像送付で診断してくれるサービスもあるので、迷った時には一度プロを頼るのも効率的です。
5.まとめ
通勤、通学、人と会う以上自分をよりよく見せる装いを知っておくと便利です。
また、オンラインミーティングや面接の際にも好印象を与えることのできるファッションを知っておくと心強いのではないでしょうか。
リモートワーク続きで久しぶりの出勤時に何を着ようか悩む方、ワードローブを新調しようかという方にも、オンオフ両方に活用できるファッションが分かると省エネ省コストになります。
次の週末には断捨離も兼ねて一度ワードローブを整理してみてはいかがでしょうか。