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書く仕事が減ったときの処方箋

翻訳物のビジネス書によくこんな場面が出てきます。

“独立から3年目、フリーランスで働くあなたは初めて躓きを感じています。安定していた大口のクライアントとの契約が更新されず、収入は3分の1に。その代わり、自由な時間は倍になりました。
当初、あなたはこう考えます。

『休暇だと思って、旅行に行こう。新しい企画を考え、プレゼンしてみよう』

しかし、旅行は実現しません。いくつかのサイトで調べるうち、来月から減る収入と出て行く旅費を比較し始め、不安になったからです。

『この先の生活は大丈夫かな?』
『旅先の比較検討よりも、次の契約につながる企画づくり優先だ』

そう決心して、ノートに向かいます。
ところが、出てくるアイデアはいまいちで、集中できません。
なぜなら、不安がどんどん大きくなっていくからです。

『この状況が半年続いたら、クルマを手放す必要があるかもしれない』
『支出を削ったところで、収入が増えなければ仕事場の契約更新もできない』
『そもそも今までがラッキーだっただけじゃないのか』

不安はあなたの心をむしばみ、冷静さを失わせていくのです。”

フリーランスでライターをしていると、何度も同じような不安に襲われることがあります。
でも、大丈夫。
ライターが仕事を続けていくための支出は微々たるものだからです。

クルマもいりません。
仕事場もいりません。

原稿を書く道具とインターネットと健康な体があれば、事業は継続可能です。
ゆっくりお風呂に入ってよく眠り、企画を考えましょう。

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