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試着しながら磨く『自己一致感』

家からは少し離れた、大きめのイオンに行った。  

真っ先に目にとまった、あの店。
私は、夫に「行っていい?」と聴いた。

夫は、「いいよ。よし、これで巻ける(笑)」と言って、子ども3人連れて、歩き出した。


私は、身軽になった私だけの身体で、
足取り軽く、お店へと向かった。

そこは、『Natural Beauty Basic』


隣には、『AfternoonTea』もあり、
配置が最高すぎる〜と目をキラキラ泳がせた。


でもまずはお洋服が見たい、っと──。

普段だったら、買い物の時、ゆっくり試着出来ないからね。

『試着して選べる』それだけで、心が躍る。
店内を隅から見ていく。
ふーん、冬物は結構値下げしてるんだなあ。
え、もう50%も?!
えーこのビスチェとスカートのセットアップ可愛すぎない?!
黒とカーキかあ……いやあ悩むね、こりゃ。
黒は大人っぽくて、高級感も出ていいんだけど、ちょっと温かくなったら重い感じするよねえ。
じゃあカーキか?!うん、カーキがよさそう。でも着てみてから決めてもいいよね、そうしよう。

あとは?外のマネキンが着てた肩がちょっとでてるワンピース可愛くない?
でも、あれ〜 見当たらないなあ……
どこ?もうあのマネキンが着てるやつしかないのかな?
それだとしても、欲しいかも。店員さんに、取ってもらうよう言おう、っと。


──「すみませーん、あの服とってもらえますか?」

こうして、私は、ピンときた服を試着することにした。

お化粧がつかないように、フェイスカバーかぶって、っと。

あ、黒は、無難ね。 
スマホのカメラで撮っといて、と。

お次は、カーキ。
うん、カーキ、いいかも。
表情ちがうね、顔がよろこんでるぞ。
よし、こっちにしよう。

それでそれで、
次は、気になってた、ワンピース。
お、スカートはふんわり系。だけど黒だから可愛くなりすぎない。上はタイトで肩が少し開いててデザイン性がある。素敵!

いいなあ!
私、めっちゃ笑顔じゃん!
いいよ、この服。よし、買おう。


最後に、このシャツ。
試着室の手前にあった、ピンクのワイシャツ。
テロテロ生地でシワがつかないから、可愛いし、仕事着によさそう、と思ってね。
はいでは着てみます── っと、
よすぎない?
え?これがなんだか1番しっくりくるぞ!
すごい!可愛い!
ピンクだけど、全然主張しない感じだし、ほのかにラメっぽくも見えたり。
あ、前にこんなシャツ欲しいなと思ってたなそういえば。
こんな形で出会えるとは!やった!嬉しい!
これも買おう。


こうして、計3着の服たちは、私の元に来てくれた。

たのしい。
ゆっくり自分のことだけ考えて買い物ができるなんて、
なんて最高なんだ───────!!


※お分かりだと思いますが、
この言葉たちは、外に漏れ出ることなく、全て内側の声として処理されています(笑)



世の女性たちは、なんとまあ、
楽しい会話を繰り広げているのでしょう。

こうした『服を選ぶ』という至福の時間は、

幼少期に体験した『服を選ぶ』幸せに似た、
原体験をしているのかもしれません。


普段は、
「女性」というよりも、
「ママ」や、「妻」、「子」、「市民」、「職業人」という、さまざまな役割に忙殺されがちな女性たち。特にワーキングマザー(ワーマママ)。


その、女性が、
少女のように、純粋に、
楽しさや喜びで満たされる時間の1つが、
買い物の時間なのかもしれません。



ここで、『服を試着する』ということに焦点を当てると、
この行為は、服を買うために必然ではなく、しかし、リスクを下げるために行います。

女性が、買い物でよくやりがちな失敗が、
『思ってたのと違った』、
という、試着しないでたぶん大丈夫だろう〜と買った時に起こります。
(ネットショップも然り)

色味、サイズ、フィット感、着心地、手触り、重さ。

どれも、大切なものですが、
自分は今感じだろうと甘く予見すると、外すことがあります。

私は、これまで、結構な確率で外してきました(笑)

自分はこれがいいかなあと思って買ったけれど、自分の雰囲気と合致していなかった。

自分のパーソナルカラーと合致していなかった。

自分の骨格と合致していなかった。


よくあるんです。


だからこそ、『試着』は、大切。

試しに着てみて、鏡で映し、
時には写真で撮って、時間をあけて興奮度を下げてから、買うかどうかの判断をくだす。

『鏡にうつす』『写真で撮る』『店員のアドバイスを聴く』などをして、
自分に合っているかどうか、
客観的に判断することをしているんですね。


実は、これが、『メタ認知』です。(笑)

いきなりぶっこみます(笑)


自分からみて、「違和感なし。マッチしている」と思うか。
相手からみて、「いいな」と思うものであるか。

この両方の視点が、合致して、
はじめて『自己一致』したと言える。

こうした捉え方は、
自分を、少し離れた所から見る目により、
『メタ認知』をすることで可能となるのです。



上記で挙げたように、女性は感じていることを会話として脳内で反復、増強して
自己認知する力が強いです。

こうした感受性の強さがあります。

しかし、
普段自己一致しているものは、刺激が少なく、そのまま当たり前のこととしてスルーしがち。

感じたものの中で、『違和感』が強い=刺激が強い ものが、なぜだか自分の中に、深く刻まれてしまう。

これが、
『私には◯◯は似合わないんだ…』
『私は◯◯がないんだ』
『私は◯◯ができないんだ』
 
というような思考に陥ってしまう、罠。

だから、大切にして。

私の中の、『ある』に気づくことに。

私の中の、『できている』に気づくことに。


当たり前の、
自分の身体。自分の感情、思考。

本当は、当たり前なんて、
1つもなかったと気づく時。

すべてが、『ある』、『できている』
と見えてきた時、

世界の見方が、ガラッと変わる。


お洋服の試着で感じる『違和感』は、

あなたの本来の輝きの方向を知るためのもの。

いわば、羅針盤。

『本当は、ちがう方向にいきたいの』

『もっと自分を輝かせられる道があるよ』

そう教えてくれている。

自分1人で見つける必要はない。

それに、自分1人で見つかるようにもなってない。


困った時、道に迷ったときは、

試着室から、聴いてみて。

ベテランの店員さんに。

その道を通って、経験して来た人に。


きっと、素敵なガイドをしてもらえるから。


楽しんで。人生の旅路を♪


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taka✢3児ママ・いろんな愛の形
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