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執筆において意識したこと

梅雨の時期となりました。雨ばかりが降る毎日も憂鬱ですが、晴れが続き過ぎると不安になる夏。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
前回の記事から2ヶ月過ぎてしまいました。前回、執筆のやる気がどこかに行き、戻らない。やる気を出すために試行錯誤している話でした。それからどうなった?というお話が今回になるのですが、結論から言いますと後に撃沈しました(笑
執筆しようと意気込むも、相変わらずの亀の歩み。かつ休憩が多かった気がします。それを5月終わりまで続けて、その間にアウトプットという名の趣味に現を抜かし……。そして5月終わり間近になり、思うように進められない執筆状況に悩みはじめ色んな方の創作記事を読んで思ったことが。

このままではあっかーん!!!!!!

と。
このままでいくとまたもや作品が書けなくなった。と放り出す予感。
常習犯の予感を感じながらも、ひとつひとつタスクをこなしスッテプアップをすることを意識していこうと決意。
偉大なく先駆者様が同じことを言われているだろうと思います。なぜかいつも同じ過ちを犯す。反省するも気付いたら同じ轍を踏んでる。
今度こそはちゃんと納得のゆく形で作品を仕上げるぞ!という固い決意をもとにまずは意識したいこと考えました。
その結果、おかげさまで初稿が終わりました。
手始めなので、ジャンルは短編にしようと思い、オムニバス形式短編(でいいのかな)という具合で、ひとつのお話で完結。そんな作品が書きたいと思い、短編という長さで練習するのにもいいよねって考えていたのですが、どんどん話が膨らんで短編ってなんだっけ?とか最後言っていましたね。
内容を詰め込み過ぎたか。これから推敲ターンに入るので、ナイスバディになってもらいたいと思っています。
話が逸れてしました。ステップアップする内容を明確にする為、問題点の確認、意識したいことと挙げた内容がこちら。

▷問題点
①ストーリーが独りよがりになっている。
②プロットがあったりなかったり
③書き直しながら執筆作業

▷意識したいこと
①書き切る
②毎日でもちょっとずつでもいいので進める
③インプットを忘れない


①ストーリーが独りよがりになっている

こちらの方の記事を読んだ時に全く悪い例として同じことしていた~!と嘆いたものです。
創作を再開した時に公開した作品があり、その際に1話が書きあがったので順次公開。簡単に見直しながら、1話①~③を更新していたのですが、③を公開するときには「2話からはちゃんと回収などしてゆきます」とXで謎の発言をするほど。
公開はじめてから構成がおかしいことには気づきはじめていたものの、やっと久々に書けた作品。そして、何度も本編書き直ししていたので全部消すのはイヤだとあまいことを考えていましたね。今も公開しておりますが、もう一度一からやり直そうと思っております。
国の半分近くが墓地という、住みにくそうな場所が舞台の墓守のお話で、1話では互いに問題を抱えた主人公とヒロインが出会う話にしたい。最初の1話なので、大まかに世界観の説明と最初の問題ぐらいに触れる程度というのが目的。だったのですが。
実際は問題①問題②を同時に投げ込み、登場人物も読者も混乱に巻き込みながら、現状はひとまず解決。執筆者だけがわかる内容にしていたなと思いました。今思うと発狂しながら、原稿というものが目の前にあったら破り捨てたいくらいお恥ずかしい1話を公開してしまったと反省しています。

②プロットがあったりなかったり

プロットに関しては作る方、作らない方。作品の長さで作る作らないなど、それぞれのやり方があると思います。自分の創作隆盛期時代は作ってなかったです。頭に流れがあるから大丈夫と思っておりました。結果は現実が物語っています(笑
今もプロット作りは苦手です。頭の中では流れがあるのですが、それを文字に起こすのが苦手。実は物語の詰めの甘さが明確になるので、直視したくないと無意識に思っているのかもしれません。
プロット作ってみると最初と最後は決まっているのですぐに埋まるのですが、それまでの間がスカスカなので、ここが執筆が止まるエリアなんだなとか気付かされます。
中編くらいの予定で異種婚姻からはじまる和風ファンタジーで書きたい話があるのですが、最初と最後は決まっているのですが、間のエピソードが薄くて頭を悩ましています。原因は彼らの心理的距離感がつかめていないからではないかと思っています。Aは相手をよく知り、Bに対して信頼度もそれなりにある。しかし、BはAのことをよく知らない。本人には伝えていないけど思惑がありAへの信頼度も0に近い。
という設定ですので、終盤までに信頼度をあげる小さなエピソードと双方に認識の違いがあるのはなぜなのか。Bが抱いている思惑とはどういうものなかなど決めることで物語が膨らませることができるかなと思います。信頼度も最高潮にいったところで、落とすのがいいですね。王道かと思いますが、大好物です。こういう時にこそ、プロット・設定による現状確認が自分には大事なのだと気付かされます。

③モチベーションの保ち方

これも人ぞれぞれだと思います。自分はよく好きな曲を見つけて、それを自作のアニメOPEDとしたらどんな感じにするか。場面の挿入歌としたらこんな感じの場面にしたい。と妄想アニメ映像を作ったり、ネタバレにならない程度に語ったりします。後にフォロワーさんには知らない作品について一人テンション高々と語っているんだと思うとすごい迷惑だな……と賢者タイムで反省します。
執筆環境においては週末がメインで、平日は全く書かない日が多かったのですが、ただでさえ書くの遅いのに週末だけ書くとか一生終わらない!と恐怖を覚え、執筆環境の見直しも決めました。週末に執筆するぞ!とやる気が起きてくれるならいいのですが、そんなこともない。毎度、引きずり起こしている。
作品を語りたければ、他者にもわかってもらえるよにまずは書く公開するをしよう。いい歳をして、甘えんなと現実派の創作自分に嗜められました。
では、意識したいことはなんだろう。それを明確にすることで、再び迷子になった時の為の解決策としました。

①書き切る(完結させる)

当たり前だろー!という声が聞こえてきそうですが(笑 これが本当に難しい。
自分はつい最初から読み通して、誤字脱字の修正。なんか気に入らない表現とか流れをなおしながら読み進めて、続きを書くということを毎回しておりました。たぶん、全体で見ても修正作業が大半。実際に進んでいる物語は少し。でも、本人はそれなりに書けたかなと思っている。
修正に重きを置きすぎて全然進んでませんから!それが週末限定です。もうおわかりですね?
なので、ストーリーの流れ確認で、読み返しはok。今度の展開で、少し書き直しはしてよし。
全体の見直しは初稿ができ次第、修正作業をしていくので、今はとりあえず書け。前後の矛盾とか気にするな。書け、書ききれ。と言い聞かせることにしました。
出来は悪くても、完結できたという結果は残りますからね。今回は短編のひとつの完成ですが、積み重ねれば、短編集としてひとつの作品が完成します。「継続は力なり」。恩師が常々掲げていた言葉が身に沁みる。

②毎日執筆しよう

間が開くとそれの間に作品に対するモチベーションが下がってしまって、執筆の波に乗るのがとても遅い。しかも、週末限定になると予定がはいれば思うように進まない。更にモチベーションが下がる。の悪循環しかない。
やだー、自己啓発でもよくあげられているのに今更気づくなんて!遅い!遅すぎるわ!とまたもや自分に怒られております。
解決策はハードルを地にめり込ませるくらい下げて、習慣化させましょうというやつです。(語弊)
創作でいうと、執筆ツールを開く。よくできました!今日の目標達成です。
ゲームアプリはログインボーナス貰いしました。おめでとう!目標達成です!
小さな「できた」を繰り返すことで、今日はもう少しやろうと習慣化させていく作戦です。すいません、このあたりの詳しいことは、数多の素敵な方々がご紹介してくださっていると思います。
自分は毎日一字だけも執筆する。どうしもない時は無理をしないと決め、週末のみの執筆から毎日執筆にシフトチェンジ。
毎日書くとしてどれぐらい書いたなどの目に見える形が欲しかったので、執筆ツールアプリを入れることにしました。普段はメモ帳とPCのワードをいったりきたりしています。
執筆ツールには『novel Airline』様を利用させていただいています。縦書きで読めるので、いつか書き上げた作品を製本にしたいと思っているので、ページ数などのイメージ参考になり、活動日誌からその日どれだけ執筆したかグラフで見れるので、モチベーションにも繋がります。
ただ自分だけだとサボローが現れるかもしれないので、毎週Xの方でフォロワーさんに今週はこんな感じでしたと報告させてもらっています。おかげさまで、今のところは毎日執筆する習慣が身についてまいりました。

③インプットを忘れない

そしてアウトプットも忘れない。
執筆作業がメインの為、インプットは息抜き中か今日は終わりと決めた後とかにするようにしています。そうしないといつの間にかそれがメインになっていることがあり、一日中見ている人間なので。
そろそろメリハリをつけてデジタルデドックスもしたいです。平日も休日もずっと画面と向き合っている気がしてきました(笑
昔、オリジナルは0から全て自分で作り上げるものです。あなたのしていることは二次創作あるいはパクリでは?と怒られたことがあるのですが、今なら言えます。
0から全ては無理です。
なにかしら影響を受けたりしないと作品を生めません。怒られた内容に関しては当時自分の書き方が悪かったというものあるので、そこは猛省しております。
表現に詰まった時や展開に詰まった時は、雰囲気が似た作品を参考にしたりしています。アニメはその点戦闘シーンとかすごい参考になりますね。
丸々場面の流れをお借りはしませんが、想像しにくい動きをアニメの戦闘シーンをみることで参考にさせていただきました。自分は戦闘シーンとか得意じゃないので、大変助かりました。とはいえ、もう少し手を加える必要がありそうですが。

そんな具合で、意識改革を行ったら初稿が出来上がりましたので、なかなか完結しない。執筆がうまくいかないという方は参考にしてみてください。
毎日書くはいいですよ。そのうち、気づいたらアプリ起動している……!ってなります。
次のステップは作品全体の見直しと甘々したままの場面の強化予定です。
今度はもう少し早めに進捗のご報告ができるようになれればいいなと思います。

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