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【人間失格】あんな色男に「一緒に堕ちよう?」なんて言われたら、人間辞めてしまう。

Canvaにハマって、画像と構成ドラフトだけ作ったまま、放置されていたnote.。
こういうのは描きたいなと思った時に、書きたい分だけ、伝えればいいと思う。
だって、そういうふうに始めた自分のノートだから。

映画「人間失格」。

もうみたのは一年も前野ことなはずなのに、あの映像美はいまだに忘れられない。レビューを見て、脚本等々は本人と違うと結構な悪評もついていたものの、それでも私は蜷川さんの映像の綺麗さと小栗旬さんの色男っぷりだけは、一年たった今でも忘れられない作品だという、結構なインパクトを私に残していった。

アイキャッチの写真も、どう見ても自分のことかっこいいのを自覚しているタイプのイケメンですよね、それがもうずるくて最高でした。(ずるい)。もちろん、

「最悪な男、なんで何回も生き残ってくるんだ、この人」

って思うシーンもやっぱりあったし、一緒に入水自殺して女性だけ亡くなっていくとか、まあ身近にいたら結構、と言えないくらいやばい人だけど。それでも、あの太宰さんに「一緒に堕ちよう?」って言われたら「はい」しか言えない自信あるなあ。

目まぐるしく、そんな太宰の色男っぷりとお茶目さ(があるのが本当にずるいところだと思うし、悪い男なんですが)が描かれていくし、それに堕ちていく女性の姿も綺麗だったけど、私の中での一番は、奥さんと子供の、他愛無いこのシーン。

スクリーンショット 2021-10-06 17.41.24
やっぱり、妻で、母ってすごい。

「にひひひ〜」「あはは!」

って。いや、すごい急展開。もうね、こんなほっこりシーン他にないし、ほっこりシーンなのにこんなに暗いのも、太宰の外にいるシーンの豪勢さと比較されているみたいで、「あ〜〜〜〜映像が綺麗〜〜〜」という感想しかなかったですね。

そしてだらしない太宰自身も。
やっぱり奥さんには甘えているところも、そんな奥様の最後の強い言葉たちも、ああ、この人が太宰の妻なんだな。と感じる節々。これは、自分が他の女性の立場だったら「勝てっこない」ってなるなあ(どこ目線)

まあ私には絶対支えられないので、ただ宮沢りえさんすごい、の一言なんですが。色男を色男として映像に切り取った映画でした。綺麗だった。

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