明るい社会主義国家は悪くない!?社会主義国滞在者の呟きと私見。①
皆さま、初めまして、Haruと申します。
十数年前より、とある社会主義国で暮らしています。
こちらの国で三か国目の社会主義国滞在と成ります。一国目はホームステイと流浪の旅。二か国目はホームステイ。新興国家の三か国目のこちらで初めて働く事と成り、じっくり社会主義国家の国造りを勉強させて貰っています。この三か国目の国は以前の二か国と比べ、かなり、優れた、【良い社会主義国家】だなと感じております。
何が良いかと言うと、日本人的な目線ですと、
①皆が明るい。
②政府が本気で国民の事を思っていそう。
③政府の検閲や市民コントロールがそこまで強くない。(殆ど無い)
④食事が廉価でありがたい。また、日本人や外国人の口に合う食事も多い。
⑤とてもカラフルな街並み。(自分が住んでいる街がですが)
⑥治安が良い。
⑦日本人に好意を持ってくれている人が多い。
⑧⑦と似ていますが、日本文化を好む人が多い。
⑨日本食屋さんが多い。
⑩政府に逆らう、抗う、また、治安や秩序を乱さなければ、意外とフリーダム。
⑪職も、選ばなければ、日本人への求人が多い。
⑫外国人街やセントラルに向かえば、多彩な国の料理を楽しめる。
⑬フルーツ天国
⑭常夏なので一年中私服は気楽な格好で過ごせる。` (Tシャツ、ハーフパンツ、サンダル)
⑮簡単な英語が話せれば意外と楽しく暮らす事が出来る。
⑯英語が出来なくても、日本人街と会社と家の周りで済ませば普通に暮らせる。
⑰日本語学習者が多い。
⑱スマホで使える便利なアプリが多く、それらを駆使すると大分楽にスマートに暮らせる。
⑲最近、コンビニや日系スーパーが雨後の筍の様にオープンし生活が便利。
⑳外国人の友達を作りたければ、外人街に行けば結構あっさり知り合う事が出来る
㉑日本人街が2つも有る。
㉒Wifiがそこら中の店舗や施設に装備されており、ネット接続環境に困らない。
㉓地理的に戦争や紛争の可能性が低い。(南部エリア限定)
まだまだあるのですが、ここらで止めておきましょう。
詳細に入ります。
①皆が明るい。→こちらはエリアに寄って異なるのですが、自分が暮らす南部の方は、皆さん明るく、気さくな方が多いです。皆さんいつもニコニコしています。逆に北部は固く真面目な方が多く、中部は真面目でシャイな方が多い。等と分類されています。またよく言われるのが、南部は大阪。北部は東京。確かに言いえて妙です。14年前に南部に赴任した自分ですが、パーティーの席で、よく、こう言われました。「なんで北部の奴らはただ話すだけなんだ?笑いとオチは何処だ?」と。北部の方が皆の前でスピーチをしたり詩吟をすると、泥酔したガラの悪い南部人が、「格好つけやがって、キザなこと言ってんじゃねえ」と北部人を毛嫌いしている場面も幾度か見ました。それを見て感じました。ああ、大阪っぽいな。と。これか。と。
北部人も悪いところがあって、基本南部人を馬鹿にしたり下に見たりしてています。「あいつらは何時も寝ている」とか「直ぐに無駄使いをして貯金も出来ない」「仕事に対して不真面目だ」とか。そんな事を内心思っていたりするようです。何処の国でもお国柄騒動ってあるのですね。ま、お互いさま。と言う事で。
ただ、基本、文句はあまり言わず、いつも皆で冗談を言い合っているイメージです。家族の会話でも必ず皆、数回笑いを入れて笑いあってます。友人同士でもその様です。
話を戻しましょう。
また南部は気候も良く、果物や食物が豊富なので、古来より、基本的に餓死する危険性が無く、そこらの木になる果物や、地面から取れる野菜や根菜、海や川や湖に住む魚介類、それらを取って生きていれば、餓死の恐れはない生活が自然と存在します。自分達で食料調達のシステムを構築しなくても生きていける世界での暮らし、そんな古来からの気楽さが南部人の人々には植えついているのかもしれません。
一方、北部では戦争がからむ飢饉と飢餓の悲劇が一度起こり、推定30万人~200万人の農民が餓死で死亡したとの記録が残っています。(人数に幅があるのは南京虐殺と似ており、本国政府発表、外国記者発表、統治国発表と誤差があるからです。またプロパガンダの存在も捨てられません)実は日本もこの悲劇には大きく絡んでいるのですが、そのアーティカルは後程しっかり別のマガジンにて書く予定です。
また、南部は一年中、『夏』なので越冬に備える事も、マイナス零下で凍死すると言う危険性も無く、とても安全で平和なエリアと成っています。日本の東北部では昔多くの飢饉があり死肉や人肉まで食べていたと言う文献も残っているようです。凶作や干ばつ、飢饉に備え、多くの知恵や工夫が生まれた事で飢饉を間逃れる生活して来た事が、北部で暮らす者の強さかもしれません。逆に南部にはそのような歴史が無いことがこのお気楽なムードを生んでいるのだと思われます。
また、地震は皆無、台風も少なく、雨期に起きる豪雨と浸水、それさえ防げば、万年安心。そんな地域性も彼らが朗らかな理由かもしれません。ただ最近は洪水にて数十名が死亡したと言う記事もありましたが、それは特別な豪雨と、また北部に集中した天災で、南部では殆どその様な天災は起こりません。日本で言うと静岡県がその様なポジションだと旅の最中浜松の人々から聞きました。「地震も台風も殆ど無いのさ、うちらはだから能天気なんだよ~」と皆で笑っていました。気候やその弊害によって人格や人柄が形成される。これは本当の気がします。真冬って歯を食いしばる事ありますよね?その経験がゼロの地方と、毎年冬将軍と戦っている地方。大きく異なると思います。ブラジル人とロシア。人格もサッカーのスタイルも大きく違いますよね。気候って大事ですね。この南国に暮らして本当に良く感じます。日本の沖縄に存在する『なんくるないさ~』精神が南国人には備わっています。なので、一緒に暮らすと結構楽しいです。ただ余りに楽観的で大チョンボもするので、日本人の自分らがしっかり監督をしたり、スーパーバイズをする必要性も家庭や職場で多く見受けられます。
また、真夏の直射日光は強いですが、そんな時、南国人はシエスタ。樹木の木陰に入ったり、建築物の陰に入ったり、日光を避けて暮らす事で、熱射病や熱中症を防げます。そこら中が元ジャングルなので、樹木にも恵まれています。
自分が赴任した当初は何処の企業もお店も、昼休憩は二時間。日本の倍ありました。一時間は食事。一時間は、昼寝。大の大人から若者まで、みんなそこらでグーグー寝てました。日本から来た自分は、「みんな何で眠るんだろう?」と、不思議に思いました。休憩時間中、彼らの安眠を邪魔しちゃ行けないと、一人静かに本を読んで過ごしていました。
が、数年経つと、皆と一緒に寝ている自分が居ました。ちゃっかり南国人化をしている自分に驚きました。ローマンローマ。郷に入ればなのか、気候が体をそうさせたのか?それは両方だと思います。
ただ、この性質は、北部の人が言うような、悪口とは異なり、自然の摂理だったのだと思います。直射日光を避け、朝早く起き、日が高くなるまでに仕事をする。日が一番高く、温度も高い時は、日陰でゆっくり休み、仮眠を取る。そうする事で一日中しっかり働く事が出来るのだと思います。また体力の温存が気温の高い国では必需だと思います。この国に来て外仕事も沢山しましたが、水分の補給、30分~1時間に一回、10分~15分の日陰での休憩。これが無いとぶっ倒れます。
また休憩に最適なのが、ハンモックです。網目に成っている物が多く通風性が高いので熱が籠らず、心地よく休めます。ハンモックがこの国では多様されており、家庭内でも簡易式ハンモックを良く見る事が出来ます。
また、ハンモックカフェも多く、休憩中や勤務をサボっている?大人がハンモックでスマホ片手にそこらでゆらゆらしています。スマホが無かった14年前は皆、只管寝ていました。スマホも人類の性質、生活を大きく変えたエポックメイキングなアイテムですね。
また南国では、季節に合わせて自分を変える事が必要ないので、計画性、緻密さ、と言った所では弱い一面もあります。先を見越す。予見して備える。と言う必然性が生活の中で必要が無かったと思われる民族なので、計画が甘かったり、見通しが出来なかったり、同じ間違いを何度も繰り返したり、几帳面で計画性の高い、日本人が初めて現地の方と仕事をすると驚くことが一杯あるかもしれません。
しかし、必ず最後には帳尻を合わせてくると言う強さも持っています。また無駄な事はしたくない。現実、リアルを生きる。と言う強さもあり、ミーティングの為のミーティング、必要過多のレポートの提出などを嫌い、目の前のリアルな仕事はきっちり熟す、と言う方が多いように思えます。また過去の幾つかの大きな戦争から、明日が有るか解らない生活を送った先人が多いため、今日を生きる。今日を戦う。今日遊び。今日働く。と言った、【今日】に強い民族だと思います。
ただ、この国の女性の働きぶりには目を見張る物があり、その実務能力には驚くことも多々あります。十人十色と言ったところもありますが、得てして南国の男性は仕事に甘く、酒飲み、ギャンブル好きも多く、それを支えて来た女性陣はお国柄なのか、とてもたくましい方が多いです。日本でいうと群馬県的な感じでしょうか?『かかあ殿下とからっかぜ』そんな雰囲気も感じます。
また、最近の若者は、上記に記載した性質とちょと外れた面を持った人材も多く輩出されています。モダンでクレーバーな方も多く、その能力とポテンシャル、学習脳力は日本の若者を凌駕するレベルの方も見受けられます。
昨今では、卒業するにはTOIECの点数450点以上。等と定める大学も多くあり、英語教育も日本より盛んだと思われます。最近ではIELTSの学校も多く現れ、より実践的な英語教育が行われている模様です。ただ日本人と似て、読み書きは出来ても、ヒヤリング、スピーキングが苦手と言う点も見受けられます。そして以前の日本と同じく特別なエリアやセントラルで無いと、外国人とはそう簡単に出会えない環境でもある為、実際に使う実践英語のチャンスが少なく、読んで書けるけど、英会話が出来ない。そんな方も多く存在します。
ただし、最近はユーチューブの存在が大きく、ユーチューブのみで英語を覚えた。そして英語も話せる。と言う人々が続出しています。勤勉なところは日本人と似ており、勤勉同士、と言うことで、日本人とは相性の良い民族性だと思います。余談ですがユーチューブで武道や格闘技を学ぶ女性も存在し、マスターレベルの実力を持った強者とも筆者は幾人か出会いました。ユーチューブの存在が日に日に世界で大きく成っている事を実感しています。特に後進国や新興国ではそれしか娯楽やメディアが無い。と言う環境下に置かれた方も多く、ウェブの世界から全てを学んだ。と言う方が多い事も事実です。
また大学の話ですと、卒業前に何れかの企業でインターンシップとして働く事が義務つけられています。これは素晴らしいシステムだな。と、自分は痛感しています。社会に出る前に実際の職務と業務をする体験する。社会人と言う環境下で数か月暮らす。この体験により、入社後のギャップや職務のストレスに悩む事が少なくなるような気がします。
話を戻しましょう。
再度記載しますが、南部の方は基本、皆優しく、人懐っこく、明るく朗らか。外国人として暮らすなら北部より南部がお薦めかもしれません。海外の日本への留学生が『大阪で暮らした方東京よりが日本語を覚えるのが速い』と言う定説と似ています。町やお店で、結構なおばちゃん達が外国人でも臆せず語りかけて来ます。ここも大阪と似ています。しかし仕事を本気でするのなら、北部をお薦めします。多くの日系企業も、最大手にカテゴライズされる企業は、まず最初に北部に駐在所を置くケースが多いです。それはシンプルに北部の人の方が相対的に仕事が出来るからでしょう。また日本人の気質に合う事も大きいでしょう。季節も気質も日本と近い為、駐在者が暮らす面でも南部より楽なのだと思われます。ただ北部に住むある商社の社長は、「南部に住みたいー!」と何時も言っていました。都会的でカラフルで、エンターテイメントも多い南部は、ハマる人にはハマります。筆者が昨年出会った幾人かの駐在者も、「日本に帰りたくないっすね」「家族?忘れよましたw」と言う人が多かったです。年配者になる程、「気持ちは半分半分ですね。半分日本の家族が恋しい。でも半分はこっちを楽しんでます」そんな方が多かったです。14年前は...。その話は別アーティカルで。
再び話がそれました。軌道修正。
また南部人も北部人もビールを結構飲みます。この国は、国民性としてビールを飲む文化が高く、南部では昼間っから一杯飲み屋さんでビールを飲んでいるおじさんをよく見かけます。夜はビアクラブ、大小レストラン、BBQ屋さん、貝屋さん、等々、ヌードルショップを除いて殆どのお店でビールを提供しており、また皆さんグループでがっつりビールを飲んでいます。
以前はビールの価格が高く、地酒のスピリッツが滅法安く、地酒を飲む年配の方が多かったのですが、最近は最低賃金がしっかり毎年上がり、国民のインカムが上昇しているので、以前よりビアを楽しむ人を多く見かけます。
選べるビールは昨今目まぐるしく増え、地元の有名な4種のビアの他、オランダビア系2種、アメリカ系1種、シンガポール系1種、日系1種、これらが大きなレストランに行くと揃っている事が多いです。小さなレストランですと二種か三種が定番です。そしてそれに加え、各地の地方ビールが約10~15種、まあ、日本に比べれば、とても少なく感じますが、これだけあると外国人でも結構楽しめます。
それとは別に税金が安いため滅法安い、生ビール店も沢山存在します。日本人の感覚からすると驚きの安さで生ビールが飲めます。ただ店に当たり外れが多く、フィルターを洗浄していなかったり、消費期限を守っていなかったり、外れを引くとかなり不味いビアに当たる事もあります。そこは要注意です。
更には、最近ではクラフトビアのお店も多く、そのレベルもかなり高まっています。ヨーロピアンの方々が作った新しいブリューワーも多く、その模擬タイプとして現地の方も奮闘しており、クラフトビアエイジ訪れの創成期。と呼んでもよい時代が近年訪れています。
また欧州のコロニーだった歴史から、欧州的カフェ文化も浸透しており、そこら中にカフェが乱立しています。南国らしい濃く甘いカフェが多いのですが、砂糖、ミルクを抜いてブラックや、氷を沢山入れればアメリカンコーヒーと成るので、コーヒー好きには良い国かもしれません。実は自分は紅茶派なので、味は正直日本の通の皆さんを唸らせるものがあるのかは分かりません。あしからず。
①皆が明るいから、大分話がずれてしましましたが、ここまでで、早くも6000文字を超えてしましました。
ここらで〆に入ろうと思います。
明るい。って大事ですよね。職場に一人、能天気で(寛容で)明るい人がいると場が和みますよね。家族でもそうですね。明るくて仕事ができる人。明るくて他人の気持ちも分かり、困っている人を助けてあげられる人。そんな人物が身近にいると、最高かもしれませんね。(自分に余裕があればですが。余裕がない時には、「くそ。こっちが必至で残業や激務で頭を悩ませている時に、能天気装いやがって」とか「ちょっと!受験勉強や課題できりきりしてるのに、なに能天気に笑ってるのよ」とか、「こっちの子育ての大変さしってんのかゴラァ!」と成ってしまうかもしれません)
明るく寛容な上司や同僚、そして家族。その人物が家事や仕事が出来る。自分をサポートしてくれる。それだと助かりますよね。逆に自分がそんな人物に成ればそれもまた素敵な事ですよね。
この国のこの街の方々は明るいです。シャイな方もいらっしゃいますが、基本雑談をして皆さん毎日笑ってます。笑うって大事ですよね。健康にも素晴らしく良い効果があるとデータが出ています。細胞と精神に良いみたいですね。
アニマル浜口さんじゃないですが、明るく、笑える日々を毎日迎えられたら、最高ですね。現実は厳しいですが、自分、身内、仲間、皆で力を合わせればそれは可能かもしれません。
孤独でも、最近ではユーチューブで多くの漫才やコントが見られる時代です。皆さん明るく笑っていますか?
孤独が好きな人もいますが、笑う自分を嫌いな人は、居るのでしょうか? 修行僧くらいでしょうか?仕事上笑う事は許されない人は居ても、家族といる時、ペットといる時、また一人の時、笑わない人はいるのでしょうか? 笑える対象が無い世界に暮らしている人。こちらでしょうか?こちらは居そうな気がします。
あれ?何をているのか解らなくなってきました。まだ〆を書く崇高な能力は携わっていないようです。
では、ここで止めて起きます。
②~㉑の詳細は気が向いたら書きます。
長々と御一読ありがとうございました。この長さに懲りず、小職のアーティカル、今後も変わらず一読頂けましたら幸甚です。それでは、今後とも宜しくお願い致します。
Haru🌍 From Socialism Word.
令和元年にNGO団体、The One 『1』を立ち上げました。頂いた資金は運営費として使用させて頂きます。世界共存、地球保守、等を目指した団体です。新しい団体の為、荒々しい部分や至らない点も多いと思われますが、どうか暖かい眼で見守って頂けましたら幸甚です。宜しくお願い致します。