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冬に青森を旅するなら。奥が深すぎる青森の魅力。
現在、JR東日本では「旅せよ平日!JR東日本たびキュン早割パス」(通称:キュンパス)という平日限定早割パスの発売が始まっています。
もし、キュンパスを使って青森に旅するなら…。
青森のおすすめスポットや行ってみたい場所、気になる宿をまとめてみました。
「キュンパス」とは
キュンパスは、新幹線や特急エリアなどの自由席を含む、フリーエリア内が1日または連続する2日間乗り放題になる切符です。
利用期間は2月13日〜3月13日までで、利用開始日の一カ月前から14日前までの期間にフリーエリア内のJR東日本全線を1日券は10000円で、2日券は18000円で購入できます。
通常仙台→新青森は通常期間、片道約10000円のため、キュンパスを使うと新幹線代だけで約半額に。
その他にも自由に在来線に乗れる、お得な切符です。
https://www.jreast.co.jp/heijitsutabi/
青森の特徴とおすすめスポット
青森県は、日本海、太平洋、津軽海峡・むつ湾に囲まれた本州最北端の県です。
県の中央を八甲田山・十和田湖が隔てているため、気候・文化が地域によって異なります。
観光地も県内さまざまなところに点在しており、一度の旅行ではなかなか知り尽くせません。
ここからは、青森、八戸、三沢・十和田、弘前の特徴とおすすめスポットをご紹介します。
県庁所在地・青森市
新幹線だと「新青森駅」で下車する、青森市は夏の「ねぶた祭り」が有名です。
青森市でおすすめの観光スポットは、真っ白な外観が目を引く青森県立美術館。
青森県立美術館では、シャガールの「アレコ」が常設展示されており、広く真っ白な空間の中で、幻想的な作品に囲まれる「アレコホール」は圧巻です。
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青森市の中心街は近年、再開発が進められ、おしゃれなカフェやお店もできています。
グルメでは、老舗カフェのザッハトルテや、「味噌カレー牛乳ラーメン」が有名です。
経済の中心・八戸市
県内でも比較的雪が少なく、交通の便のよさから経済の中心として栄えているのが八戸市です。
国立記念公園「種差海岸」の自然芝や館花漁港の朝市が有名。
また、種差海岸に向かう途中の道は日本画家・東山魁夷の作品「道」のモデルになっています。
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八戸市立美術館には、ジブリ映画「魔女の宅急便」でウルスラという少女が描いた絵のモデルとなった版画が収蔵されています。
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三鷹の森ジブリ美術館ではレプリカが展示されていますが、その実物は八戸市の養護学校の子どもたちの作品のようです。(常時展示はしていないため、ご注意ください)
また、市は「本のまち八戸」をスローガンにさまざまな施策を進めており、中心街にはブックセンターやブックカフェなどもあります。
アメリカンで現代的な雰囲気漂う三沢市・十和田市
三沢市には米軍基地があるため、市内はどことなくアメリカンな雰囲気が漂います。
三沢のグルメは、本格的なピザとフリフリチキンが食べられる「massimo」がおすすめです。
ふわふわでおいしすぎるスコーン店もあります。
三沢駅からバスで30分ほど揺られると、鮮やかなオブジェが目を引く「十和田市現代美術館」が見えてきます。
美術館には写真映えするような現代的な作品が常時展示されており、幅広い年代の人が楽しめる観光スポットです。
また、十和田市といえばB級グルメの「十和田バラ焼き」。
アートも食も楽しめる地域です。
クラシックで文化的な魅力の弘前
言わずと知れた桜の名所、「弘前城」があるのは県の中南地域に位置する弘前市。
弘前市はりんごの名産地として知られていますが、
東北最古の喫茶店を始めとする、クラシックな喫茶店が多い、「コーヒーの街」でもあります。
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150年以上前、幕府の命により弘前藩士が蝦夷地(現・北海道)に赴いていたころに浮腫病の予防薬としてコーヒーが配給されていました。
そこからコーヒー文化が根付き、現在もなおさまざまな喫茶店が市民から愛されています。
他にも、古道具店や個人経営の書店など、魅力的なお店も多いため、カフェ巡りが好きな方やレトロモダンな雰囲気を感じたい方は弘前がおすすめです。
魅力的な宿もたくさん
青森は観光スポット巡りだけでなく、宿泊を目的にしたくなるほどの素敵な宿も魅力です。
青森の美しい自然と美味しいご飯、心地いい温泉が楽しめる宿をご紹介します。
星野リゾート
こだわりの宿を全国各地に展開している、「星野リゾート」。
青森県内には星野リゾートが手がける宿が3つあります。
ラグジュアリーな雰囲気が魅力の宿、「界 津軽」。
青森らしい文化や食事が楽しめる、「青森屋」
奥入瀬渓流のそばで穏やかな時間を過ごせる、「奥入瀬渓流ホテル」。
ホテルの内装や設備・食事とこだわり抜かれた空間で充実した時間が過ごせる、ホカンスにもおすすめの宿です。
不老ふ死温泉
日本海側に面する、深浦町には、日本海に沈む夕陽を眺めながら温泉に浸かれる、「不老ふ死温泉」があります。
露天風呂は海からほんの数メートルで、美しい景色と鉄分を多く含む良質な温泉が魅力。
また、青森の食材を使ったバイキングは本当に美味しく、値段もリーズナブルなおすすめ宿です。
ランプの宿 青荷温泉
青荷渓谷の渓流沿いにひっそりと佇む一軒宿、「ランプの宿 青荷温泉」は他の宿ではなかなかできない体験が楽しめます。
電波は届かず、テレビもなし。夜の灯りはランプのみです。
素朴な料理と温泉、日常から離れて穏やかな時間を過ごしたい方におすすめの宿です。
まだまだおもしろい、青森
青森の有名どころをいくつか紹介しただけでかなりのボリュームになりました。
他にも、太宰治の生家「斜陽館」や「恐山」、「奥入瀬渓流」「鶴の舞橋」「高山稲荷神社の千本鳥居」など、まだまだ奥が深すぎます。
この冬はキュンパスを使って青森に出かけてみてはいかがでしょうか。