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保育士をリタイアした私

 保育士をリタイアしたものの、結局幼児教育からは離れられず
ある幼児教育の講座を受講しました。
その講座で学びながら、私は保育士時代の、人間として未熟な私、保育についても未熟な私、と向き合わざるを得ず、何度も何度も後悔と反省を繰り返したのでした。

 その講座を経て、別の場所で幼児教育に携わっていますが
環境を変え学び、今は納得のいく仕事ができているので、仕事が楽しくて幸せだなぁと感じます。

 保育士時代を振り返って、反省を記そうと思ったのですが
書けば書くほど、反省ではなく、「保育所という職場」の悪口と不満になってしまい反省になりません。
 一般に言われているように、保育所というところは、お給料も安く、休みが少なく、体力、気力を消耗する職場です。
でも私は、勤めていた保育所には正直なところ感謝していて、悪口は書きたくないのです。困りました。
保育所が、というより、保育士の働く環境や給料面を含む労働条件に問題があると言えるかもしれません。
そういうことを置いておいて言うと、少なくとも、私がいた保育所の保育士はみんな良心的で熱心で、良い保育所でした。

「私が〜だったのは、〜のためだ。(〜のせいだ)」のように責任転嫁してしまうのは、私の心根の貧しさからなのですが、では、あれからいろいろな経験を経て学びを重ねた今ならどうか、と自問しても、「やっぱり保育所で働くのはもう無理かもな」と思い至ります。
 私には保育所という職場は向いていなかったのでしょう。

 こんなネガティブなことを書くと、今現在、保育士や教育者を目指している若い方は、保育所に悪いイメージを持ってしまうかもしれません。

 誤解しないでいただきたいのは、「私には」合わなかったということで、
私以外の人にとって、保育所で働くのは、やりがいもあり生きがいになり得るということ。
それは、今でもそこで子ども達のために生き生きと働いている当時の同僚達がいることからも、すべての人に当てはまらないと証明できると思います。

 ただ、そんな私も今、迷わず言えることは「楽しく、嬉しいこともたくさんあったし、良い経験をした」ということです。
 そんな保育士としての経験談が、これから保育士を目指す方や、子育て中の親御さんに何か役に立つといいなという思いで、書いてきました。

これまで書いたお話は良さげに終わったものばかりで、実は心がムズムズするのです。
失敗もたくさんしましたし、今でも申し訳なかったなと後悔していることもたくさんあります。そういうお話も、書いていこうと思います。

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Haru
育ちゆく子ども達ための記事を書いていこうと思います。 また子育て中の方や保育者を目指す方にとっても、お役に立つ記事であればと考えています。 応援していただけると、励みになります。