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イエローナイフ、オーロラビレッジ現地ツアーで到着遅延からのオーロラ鑑賞【旅行レポ】

イエローナイフ空港到着後のすべての工程を、オーロラビレッジのツアーパックで予約しました。
結論、とっても便利で良かった!
すべて日本語で案内してもらえるので旅行初心者さんにもおすすめです。

・ツアーの予約

「VELTRA」というサイトからオーロラビレッジ3泊4日のツアーを申し込みました。

ホテルの手配、防寒着のレンタル、空港までの送迎、オーロラ鑑賞場所であるオーロラビレッジまでの送迎、がすべてパックになっています。
とりあえずこのツアーだけ予約しておけばイエローナイフ空港到着後は言われた通りに動くだけで全てが済みます。
とっても便利で良かったです。

私たちはオプションで、昼間の「犬ぞり体験」と「市内観光」を申し込みました。
2日目の昼に市内観光、3日目の昼に市内観光、で申し込みたかったのですが、こちらの日程は指定できないっぽいです。
申込時に日付指定したい場合は備考欄などに書いておくと良いかもしれません。


・イエローナイフ空港到着まで

イエローナイフ空港からホテルまでの送迎は、22時イエローナイフ空港到着までしか対応していません。
私たちはもともと17:12にイエローナイフ着予定だったのですが、なんと機体メンテナンスにより到着が22:15に変更。
22時までの時間制限に間に合わなくなりました。

日本時間の朝9時ごろにメールを見て時間変更に気づいたのですが、その時点でイエローナイフは17時。
すでに営業は終了していました。

VELTRAで予約完了時に送られてきたURLに記載の夜間緊急連絡先の番号へ電話をしたのですが、英語で自動音声ガイダンスでの案内が流れました。
日本語って書いてあったのに、、、!泣

+1-867-445-6501

2024/12/28時点のオーロラビレッジ夜間緊急連絡先

代わりに一緒に行く予定だった友達に電話をかけてもらったところ、
一度同じ音声ガイダンスが流れた後、二度目にかけた際には日本語で男性が電話口に出たそうです。
生身の人間が出てくれるまで何回かかけてみるといいのかも。

結局、男性によると「17時を過ぎているので詳しいことはカルガリー空港に着いてからまた電話してくれ」とのこと。
そんな不安な状態で10時間も飛行機乗れるかーーー!!!笑

友達に電話で問い合わせてもらっている間に、VELTRAサイト内の「問い合わせ」から現地催行会社へテキストベースでの問い合わせを送ることに成功。

こちらは1分ほどで「JTBインターナショナル(カナダ)」の方からお返事がありました。
即レスめちゃくちゃ安心しました。
JTBの方ありがとう。。。

結局結論としては
「営業開始したら確認してメッセージを送るから、カルガリー空港で電波が復活したら見てください」とのこと。

カルガリー空港到着予定がカナダ時間の16時だったので、少しでも遅れたらまた17時に間に合わない、、、という状況の中、JTBの方が代わりに確認しておいてくれるというのはかなり安心できました。

カルガリー空港に到着してメッセージを確認すると、「特別に送迎と、オーロラ鑑賞にも向かえることになった」とのこと。
JTBの方もオーロラビレッジの方もみんなありがとうーーー!!!


・イエローナイフ空港到着後

イエローナイフ空港はとってもこぢんまりした空港。
待合室も一つしかなく、搭乗口も二つしかない、本当にコンパクトな最低限の機能がつまった場所、という感じでした。
到着後は飛行機から降りて30秒から1分ほど外を歩いてターンテーブルのある建物まで移動します。
(冬の場合はいきいなりマイナス20℃の世界になったりするので防寒はしっかりした方がいいと思います)

建物に入ると、そこには様々な言語のガイドの方が。
日本語ガイドの、「オーロラビレッジ」の紙を持ったガイドさんの元へ行き、日程表や街の地図、北緯60度到達証明書(オーロラビレッジ版)などをもらいました。

その後荷物を受け取り、バスに乗って各ホテルへ出発。
10分ほどでホテルに到着しました。


・ホテル到着後、着替えてオーロラビレッジへ

毎回そうなのかは分かりませんが、今回は大急ぎで支度をしてオーロラビレッジに向かう必要があったため、ガイドの方が先にチェックインを済ませてくれていました。
部屋に入ると防寒着とブーツが用意されていて、着ていたコートと運動靴を脱ぎ捨てて服の上から防寒着を着て、ブーツを履いて、5分ほどで準備完了。
フェイスマスクなどは後でも装着できるのでとりあえず大慌てでロビーに再集合しました。
(15分で支度して再集合、と言われていました)

ここからはまたバスに乗り、30分ほどでオーロラビレッジへ到着。
バスはめちゃくちゃ暑いので、防寒着をしっかり全て装着しない方がおすすめです。


・オーロラビレッジ到着後

ホテルごとに専用の「ティーピー(TP)」と呼ばれる、先住民の移動式テントに案内されます。
ティーピーにはホットチョコレートや紅茶、コーヒーなどがあり、こちらは無料でいただくことができます。

中は折り畳み椅子が6脚セットされたテーブルが4台。
ここに貴重品以外の荷物を置いて、外の鑑賞スポットへ移動することができます。

最初にティーピーの説明やオーロラ鑑賞のできる「丘」の説明を受け、解散。
帰りは0:50にそれぞれのティーピー集合なので、それまでは好きな場所でオーロラが出るのを待ちます。

普通の日程では21:00ごろロビー集合で、21:30ごろにオーロラビレッジに到着、その後0:50まで自由時間、となります。


・オーロラビレッジの鑑賞スポット

オーロラビレッジ内には、オーロラ鑑賞ができる「丘」と呼ばれるスポットが5箇所あるほか、冬はビレッジ内の湖が凍るため、ここに椅子を出して鑑賞することもできます。

各丘にはそれぞれ椅子の用意があるので、丘以外で鑑賞したい場合のみ椅子を持ち歩く必要があります。

5箇所の丘のうち、2箇所は「オーロラこたつ」を予約した人のみが利用できる丘です。
そのほか3箇所の丘は誰でも利用できます。

レイベンの丘

一番暗い丘。オーロラの光が弱い場合はここに来るとよく見える。ただし、電線が頭上を走っているので、撮る向きが難しい。

バッファローの丘

一番高い丘。360°どの空も見渡せるのが魅力。ただし、木に守られている範囲がないので風が冷たく、かなり寒い。
そしてめちゃくちゃ人がいます。

ムースの丘

湖が面前に広がる丘。夏はオーロラが反射してかなり綺麗らしい。冬は人気が少なめで、ゆったりオーロラが出るのを待つには良かったです。


・オーロラビレッジの施設

トイレ

ティーピーの間に設置された小屋と、ダイニングホールの合計3箇所あります。
ダイニングホールのトイレのみ水洗で、あとは洋式のボットントイレです。
手を洗えるのもダイニングホールのみで、ボットントイレの方はアルコールジェルが設置されているのみでした。

ダイニングホール

食事ができる場所。
年末年始は人が多すぎるため、軽食のみの販売となると言われましたが、フィッシュ&チップスや、プーティン(ポテトにチーズをかけたもの)、シチューとパンのセットなど、そこそこちゃんとしたメニューでしっかり満足できました。
座席の関係でテイクアウトにしたのですが、40分ほど待っている間に後から来て席に座った人にどんどん料理が運ばれていったので、テーブル席があいていれば座った方が早く済みそうです。

ギフトショップ

20分くらい楽しめるかなと思って入ったのですがほとんど何もない!笑
水が1カナダドルで売っていて、カナダに入ってから一番安くてびっくりしました。


・オプションツアー

犬ぞり体験

十数頭の犬たちにそりを引いてもらえます。そりには足を伸ばして、後ろの人にもたれかかるようにして座ります。
そりの後ろにはサポートの方が付いてくれるので、こちらはただ座って景色を眺めればいいだけなので楽ちん。

そり体験の前後で、そりを引かないわんちゃんたちと戯れることもできます。
びっくりするほど人懐こく、一応噛まれたら怖いので手袋をして撫でてみたのですが、どんどんリラックスモードになってしまいにはお腹を見せて寝っ転がってくれたのでとても嬉しかったです。

待ち時間には木の枝の先端にマシュマロを刺して焚き火で焼いたり、ゴムボート的なもので滑り台ができたりと、楽しめました。
特に滑り台は夜間は出来ないので、オプションツアーに申し込んだ人はせっかくなのでやっておくといいかも。

市内観光

バスに乗ってアップタウンやオールドタウン、空港の近くの撮影スポットなどを巡れます。
レンタルの防寒着は着ませんでしたが結構バスから降りるタイミングがあるので、冬はヒートテックや帽子などの防寒対策はしっかりした方がいいです。
記念写真をガイドの方に撮ってもらえるので、少しおしゃれとかしてもいいかも。

スノーシュー体験

私たちは申し込まなかったのですが、犬ぞり待ちのところから少し見えました。
2種類くらいのスノーシュー(寒じき)を履き、森の中を散策します。
こちらはがっつり運動量があるので、レンタルの防寒着の下は軽装にした方がよいのだそう。
ヒートテックとかフリースとか着込んでいくと汗をかいて後で寒くなるかも。


・防寒対策

レンタルの防寒着の下は普通の私服でしたが、ユニクロのヒートテックなどを着て行きました。

下半身:ジーンズ、ユニクロのヒートテックタイツ、普通の綿の靴下、寒い時用の靴下用カイロ(マイナス5℃程度の日には不要でしたが、マイナス15℃を下回ると靴下用カイロがあって良かったな、という感じでした)

上半身:ユニクロのヒートテック(極暖)、Tシャツ、ユニクロのフリース、レンタル防寒着と一緒に置いてあったフェイスマスク、薄手の手袋(防水)

レンタルの分厚いミトン手袋と、持参した薄手の手袋の間に結構隙間ができるので、ここに小さめのカイロを入れておくと暖かくてとても良かったです。
小さめの貼るカイロでも良かったかも。
あと、オーロラが出た時にスマホで写真を撮りたい人は、スマホ対応の薄手の手袋が必須です。
これがあっても手が凍えて大変だったので素手はかなり厳しいと思います。笑


・ホテル(エクスプローラーホテル)

ホテルの立地と設備

エクスプローラーホテルはダウンタウンの外れにあります。
レストランなどに行く時には1ブロックが大きいので5分から10分ほど歩くのが目安かなと思います。

ダウンタウン散策を手軽にしたければ、同じVELTRA内で「クオリティイン」が選べるプランにするのがおすすめ!


部屋の設備はドライヤー、電子レンジ、冷蔵庫、電子ケトル、コーヒーポーションとコーヒーマシーンがありました。
洗面所の手洗い場は熱湯と冷水の割合を自分で調整していい感じの温度にすることができるのですが、シャワーはなぜか熱湯か冷水かの二択しかなく、かなり熱かったです。笑
手おけとかあったら浴槽にお湯ためて冷ましながらかけて、が出来てよかったかもしれません。

ホテル内にレストランがあり、こちらは評価が高いとのこと。
バーガーを食べましたが、三分の二ほどで満腹になりました。笑
あとサラダのドレッシングがプルプルのラズベリーソースだったのが衝撃でした。

荷物の預け方

また、ホテルのフロントで荷物を預かってくれるのですが、これが少々変わった作りになっていました。

まず、フロントで「Can I leave my luggage?」などと言って、荷物を預けたい旨を伝えます。
空港だとbaggageですが、ホテルだとluggageなんですよね。。。
baggageと言ったら「laggage?」と聞き返されました。笑

そして、番号札をもらって名前や預ける時間、番号札の番号などを紙に記入します。
するとフロントの反対側の扉のロックを解除してくれるので、そこまで自分で持って行き、中に格納します。

回収する時には、またフロントに行って「I'd like to pick up my laggage. 」でOK。
するとまたロックを解除してくれるので、自分で格納庫から取り出してドアを閉めて完了です。


・ダウンタウン

お土産どころは「Northern Souvenirs & Gifts」で。

パーカーやTシャツ、アクセサリー、マグカップ、メープルクッキーやノースウエスト準州でしか使えないシロクマのナンバープレートなどのお土産が手に入ります。

また、センター・スクエア・モールには「Yellowknife Visitor Centre」があり、ここでイエローナイフのピンバッジと北緯60度到達の証明書をもらえるので旅の思い出におすすめです。

・3晩ともオーロラ見られました

バタバタの現地到着でしたが、オーロラビレッジ滞在の3晩、毎日オーロラが見られました!
出国前はもうダメかと思ったけど諦めないで頑張って良かった〜

そして後から知ったのですが、2024-2025は11年に一度のオーロラチャンスのタイミングだったみたいです。
ラッキー!

2024/12/29

レイベンの丘で撮影

2024/12/30

レイベンの丘で撮影
バッファローの丘で撮影

2024/12/31

ティーピー前で撮影
ムースの丘で撮影

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晴-ハル-
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