旅先で必ずカフェを訪れる私の、オススメCafeをご紹介します
『やっぱり、ドリップ珈琲は美味しいなぁ。』
私は普段、忙しい朝にはインスタントで珈琲を入れています。忙しい日が続くと、ドリッパーにペーパーフィルターをセットして、コーヒー粉末を入れてお湯を注いで作るドリップ式の珈琲は中々飲めなかったりしますよね。
一時期はドリップ式を好んでよく飲んでいたのですが、最近はインスタントですませる日が続いていました。しかし、久しぶりにドリップ式の珈琲を飲んだ時に、『わー、やっぱり美味しい!アロマの香りも癒されるなぁ…!』とドリップ式珈琲の美味しさを実感したのです。
「匂いは記憶を呼び起こす」なんて言いますよね。珈琲の香りを嗅いだ瞬間、私は今まで行って素敵だったカフェを思い出したのです。
何度でも行きたい、京都のカフェ
毎年京都や奈良を訪れ、紅葉や桜と共に神社仏閣に足を運ぶ私。その折りには、必ずと言っていいほどカフェでの時間をとっています。一息ついて日頃の疲れをとり、旅を味わうことも大切にしているからです。
今まで旅先で多くのカフェに足を運びましたが、特に多いのが京都でしたので、お店紹介の第一弾として、今回は京都に数ある名店の中でも特に”1人でも行ける落ち着くのにオススメのお店”をご紹介します。
NO,1【祇園 日 GION-NITI】
京都府京都市に店を構えるカフェ『祇園NITI』。祇園に遊びに行った時は必ず訪れます。モダンで和風の店内では、天然氷を使用したかき氷や、生おかきやぜんざい、ほうじ茶のプリンなど、和のスイーツも味わうことができます。毎年、紅葉を観に行く私は昼の観光で疲れた足を癒す時に、ライトアップ点灯までの時間をここで過ごします。
暖かくお洒落な店内は満席のこともありますが、お客さんはお店の雰囲気に合わせた小さな声で話してくれるので、落ち着いた空間になっています。
箱庭を眺められるカウンター席には金屏風のような装飾がされており、他にもソファー席や小さな和個室もあります。
NO,2【茂庵 MO-AN】
茂庵は京都の吉田山のほぼ頂上近くにあり、4つのルートから選択してカフェを目指します。元は大正時代に創られた広大な茶苑で、以前八席あった茶室のうち、二席の茶室が現在に残っています。立地は、西に京都大学、百万遍、東に銀閣寺…と人々の行き交う町中にありながら、全く喧騒を感じません。バスを降りた後、茂庵に続く道を見つけるのが少し難しかったので、地図を片手に向かうのをオススメします。
タイムスリップしたような非日常の空間では、湯葉や季節の野菜を使った月替わりのランチセットや、文旦ピールのチョコレートケーキなどこだわりのケーキが食べられます。私はランチセットをいただきましたが、見た目も鮮やか、具沢山でとても美味しかったです。
窓際のカウンター席で、京都の山々に囲まれて過ごすのは贅沢なひとときです。
大きな窓から京都五山の送り火で有名な「大文字」の山が見えたのは感動でした。
NO,3【フランソア喫茶室 】
京都市四条小橋を南に少し下がった路地に、西洋の街角で見かけるような喫茶店があります。重厚感とどこか懐かしい雰囲気を併せ持つ『喫茶店フランソア』。立野正一、高木四郎、イタリア人のベンチベニなどの芸術家仲間が設計しました。店内は、ステンドグラスの窓、優雅な白い天井、赤いビロードの椅子、壁にかけられた「モナ・リザ」の複製などサロンを思い起こさせる雰囲気です。ここは昭和9年(1934)に、反戦や前衛的な芸術を議論する場として開店し、今は亡き藤田嗣治、宇野重吉、桑原武夫のような人が通ったと言います。
喫茶店といえば、玉子サンドイッチ。かなりのボリュームで、店員さんに『結構量が多いですけど、1人1つで大丈夫ですか?』と確認されました。美味しいので私はペロッと食べてしまいましたが、少食の人は、お腹を空かせてご飯を食べるつもりで行ったほうが良いと思います。
高く白い天井と重厚感と古さを感じさせる家具、1枚1枚スペースをとって飾られた絵画が、まるで美術館で珈琲をいただいているような雰囲気に浸ることができます。
ステンドグラスから差し込む光の中、高級感を感じさせるお花を横目に豪華客船のようなビロードの椅子に座れば、一気に非日常空間に行くことができます。
この写真の奥に個室のような空間があり(おそらく2人掛けが2テーブルでしょうか)、学生さんらしき人が珈琲片手に読書中でした。なんて贅沢な時間の過ごし方なんだろう…と少し羨ましかったので、次回はぜひ座ってみたいです(笑)。
終わりに
実は今回ご紹介したお店以外にも記事にするつもりでしたが、写真を入れたりしたところ結構な長さになってしまったので、今回は”京都ー落ち着くお店編ー”ということで書いてみました。
次回は全国編で、軽井沢・広島・金沢・北海道あたりでご紹介しようと思います。『今度旅に出たらここ行ってみたい!』と思っていただけるお店をご紹介できたら嬉しいです。
では、また。