高橋陽之 HARU

ベーシストです。タカハシハルユキと読みます。

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マガジン

  • エッセイ集

    好きな音楽について愛を書きまくってます。

最近の記事

高橋陽之25年史

今日3月7日、誕生日です。前夜の新松戸FIREBIRDでのライブから帰る終電の中で26歳を迎えました。 最近は新たな出会いも多いし、せっかくの機会なので自己紹介も兼ねた「高橋陽之25年史」を(書ける範囲で)書いてみようと思います。 生誕から幼少期1998年3月7日、新潟県糸魚川市で生まれました。 母曰く、出てきた僕の顔は父方のじいちゃんとそっくりで、あまりに似すぎててひっくり返ったとか。 2歳上の兄と2人兄弟。物心ついたときは祖父・祖母・父・母・兄で6人暮らしでした。よ

    • Oh! Friend『ブラックビューティー』解説 〜鮎川誠というROKKETが飛び立った日〜

      2024年1月29日、僕の大好きなギタリスト鮎川誠の一周忌。 Oh! Friendsは『ブラックビューティー』という新曲をリリースしました。 鮎川誠に捧げる追悼曲。僕はこの曲を書くことで、鮎川誠というギタリストを喪った悲しみを乗り越えました。そしてライブで演奏するたびに鮎川誠の偉大さと、あんな凄いギタリストが生きていたという事実の凄さを噛み締めています。 『ブラックビューティー』という曲をどんな想いで書いたか、追悼の意も込めてここに記そうと思います。 2023年1月29

      • やればやるだけ成長してる実感がある1年だったからこそ。

        2023年もありがとうございました!色んな音楽に触れた1年、色んなところでライブをした1年、色んな曲に携わった1年。振り返ってみます。 Oh! Friends実質的に最初の1年。数えてみたら、ライブは40本やっていました。 MVも『ネバーランド』『マリア・ザ・ダンシング』の2本をリリースしています(サムネが2分割で顔デカめなの、実はすごく気に入ってます笑)。 とにかく色んなところで色んなことを試してみよう。そんな気持ちで駆け抜けた1年だったと思います。特に前半はたくさん

        • ベースとドラムだけのバンドって実際どうなん?Nevrness × Oh! Friends対談

          ハルユキ(以下ハ):今回のnoteは、メタルコアバンドSailing Before The Windのベーシスト、ビトクさんとの対談形式でお送りします! ビトクさんのnoteいつも読んでて、第一線で走り続けているからこそのリアルなコンテンツ、毎回学びになります。今日は楽しみにしていました! お互いに色々なバンドやプロジェクトで活動していますが、今回はベース&ドラムの音楽をやっている者同士として、ビトクさんのベースソロプロジェクトNevrnessと、僕のやってるベース&ドラム

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        • エッセイ集
          7本

        記事

          Oh! Friends 結成の話(今さらながら)

          やりたい音楽を、やりたい時に、やりたいメンバーとガンガンやりたい。 ロックンロール、メタル、パンク、ガレージ、歌謡、ポップス、大好きなものを全部ミキサーにかけて煮詰めた、原液のような濃い音楽を作りたい。 物語の広がる歌詞を、自由に書きたい。 言葉遊びやオマージュもふんだんに使って、思いっきり歌ってみたい。 ーーーそんな衝動が極限まで達していた2022年6月のこと。 何の気なしにレベッカの『フレンズ』を口ずさんでいたら、ふと名前を思い付いた。 これだな、となんとなく直感し

          Oh! Friends 結成の話(今さらながら)

          Machete Tactics 『The Nightmare Has Begun』 を解説します

          Machete Tactics の結成 「悪い音楽やりたいんだよね」 2020年の12月のことだ。名古屋は大須のライブハウスでの打ち上げで、嶋崎さんがそう言った。嶋崎さんと森川さんと僕の3人で、確かSLAYERやDecapitatedあたりの話をして「あの曲は悪(ワル)だよね〜」などと盛り上がっていたときだったと思う。 元々それなりに関係性はあったが、この3人の組み合わせで深く話し込むのは初めてだった。お酒の力を借りずとも意気投合した僕らは、一度スタジオに入って音を合わせ

          Machete Tactics 『The Nightmare Has Begun』 を解説します

          高いベースと安いベースの決定的な違い

          先日、8,000円のベースでライブに出演したときの話です。 ※このnoteは、格安ベースおよび特定のメーカーを貶める目的で書かれたものでもなければ、アフィリエイトサイトのように格安ベースを礼賛するものでもありません。ベーシストとしての経験に基づく、一個人の見解です。 8,000円の格安ベースでライブに出てみたサポートでベースを弾くライブ当日、スタジオで自分のベースを取り出したら、スイッチが壊れていて音が全く出ない… 壊れたスイッチは近くに売っていないし、そもそも悠長に直

          高いベースと安いベースの決定的な違い

          バンドがいい作品を作るために…

          今日3月7日、24歳になりました。 お祝いのメッセージをくださった方々、ありがとうございます! noteで何か発信したいと思い続け早2ヶ月、すっかり筆不精になっていて情けない限りですが、最近の活動と、簡単な抱負を書きたいと思います。 今年の1.2月は、色んなことがありました。バンド活動では、MELT4の西日本遠征やレコーディングのプリプロ、新しく立ち上げたデスメタルプロジェクト”Machete Tactics”の初ライブ、とあるバンドのレコーディングプロデュースなど、あ

          バンドがいい作品を作るために…

          Wrath of Noahの”Wrath of Noah”を解説します

          2021年12月、Wrath of Noah の1stアルバム”Wrath of Noah”が、遂にCDとなってリリースされた。 このnoteは、そのリリースを記念したセルフライナーノーツだ。 個人的な話ではあるが、ベーシストとして、作曲家として、作詞家として、そしてプロデューサーの1人として、このアルバムに参加した僕は、「曲を生み出す面白さ」を知ってしまった。「表現する面白さ」を知ってしまった。 Wrath of Noah に限らず、MELT4 など色んなバンドに参加

          Wrath of Noahの”Wrath of Noah”を解説します

          ザクザク戦記 〜アンディ・スニープという男〜

          メタラーとは、えてして擬音を使いがちな生き物である。また、擬音によって大まかなジャンルを表現するなどの特徴を持つ。 例えばドラム。同じ2ビートでも「スタスタ」と言えばSLAYERのようなスラッシュメタル、「ドコドコ」と言えばDragon Forceのようなスピードメタルを想起する。 例えばベース。「バキバキ」と言えばKORNに代表されるニューメタル的なスラップを。「ゴロゴロ」といえばSuffocationやCannnibal Corpseのようなフロリダ産デスメタルを思い

          ザクザク戦記 〜アンディ・スニープという男〜

          ANCHANGがANCHANGさんになった日

          2021年9月19日、渋谷はGARRET Udagawaにて、MELT4とSEX MACHINEGUNSと2マンライブが開催された。 当日は緊急事態宣言下で声出しNGだったが、会場と画面の前の皆さんの熱いバイブスが、ステージ上までバシバシ伝わってきた。 この感動を上手く言葉にできなかったあの日の僕は、小田和正よりも言葉にできない男だっただろう。ぜひとも明治安田生命のCMに起用していただき、たくましくスポンサー料を頂戴したいものだ。 とはいえ感謝の気持ちは言葉にしないと伝わ

          ANCHANGがANCHANGさんになった日

          人間椅子という「異形」が好きだ

          純粋な「大好き」という気持ちを貫き続けた結果は、往々にして「異形」なものとなる。 ーーー大学に入学して間もない4月のある日のこと。サークルの新入生歓迎ブースで、僕は「人間椅子のコピバンやらない?」と誘われていた。 当時の僕は上京したばかりで、頭のてっぺんから足の先まで芋っぽい、いや、もはや芋そのものと言っても差し支えないほどの田舎者だった。西友に並ぶ里芋の方がよっぽど都会的である。 この田舎者、好きなものには熱く真っ直ぐな性格だが、残念なことに、とにかく了見が狭かった。

          人間椅子という「異形」が好きだ