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流浪の月に感情が揺さぶられすぎた。

こんにちは、近藤です。

映画「流浪の月」を観ました。
一日経った今でも深く何かが心に刺さって抜けません。
考察や伏線は全然分からないのですが、ただただ私が感じた感情を書き綴ります。

※ここからネタバレです。ご注意。

1.人と違う自分 -文の孤独-

人と違う自分、親から「ハズレ」と認識される自分、周りの誰にも理解されない事情、話したくもないこと。

それらを抱えて生きていくことの苦悩は計り知れないのだろうなと。

実家に監禁される間、どれほどの孤独と戦ってきたのだろうか。
自分が孤独に押しつぶされそうになった経験があるからこそ、文の苦しさやさみしさが分かる気がします。文はこの感情をどれほど味わってきたのだろうか。

あの喫茶店でリサと離れ離れにされるシーン。

「もうやめてくれ」

という叫びに、そのすべてが詰まっていた気がしました。


人と違うことの何が悪いのか。
何も悪くないのに、世間はそれを許さないし、人の感情もそれを許さない。

どうして気持ち悪がって、馬鹿にするのだろうか。どうして優しくなれないのだろう。

自分がマイノリティにならないとわからないのかもしれない。
結局のところ、人の気持ちは自分が同じ立場にならないと分からない。

ただ、逆に自分がメディアの情報だけを見たときに、100%文の立場に立てるかというと、すぐには頷けない自分もいる。
結局、人は情報に流されるし、常識(=多数派)に飲まれてしまう。

一人一人が受け入れる力(器っていうのかな)を持ったらいいのに。
どうやって受け入れる価値観を世の中に広めればよいのだろう。


2.居場所がないこと -更紗の孤独-

どこにも居場所がない更紗。広瀬すずの表現力がリアルで、リアルで、リアルだった。
居場所があること、心を落ち着かせられる場所があることにどれだけ救われるか!!!人には心のよりどころが絶対に絶対に必要です。

人の言葉をそのまま飲み込むしかない苦しさ。
無神経な人の言葉がどれだけ刺さるか。
でも刺した人もわからないんだろうなと思う。知りえない感情だから。
私自身も、ふとした言動や行動一つ一つが、誰かを傷つけているかもしれないなと改めて感じました。

世の中に居場所をつくりたい。
ここに居ていいんだよって言えるような居場所をつくりたい。
まずは私が、それを実行できるくらいの影響力を持たなければいけないな。


3.さらけ出すこと -文と更紗-

結局、人は多かれ少なかれ苦しみを抱えている。

そんな苦しみを、更紗と文のような、あれだけ震えながらさらけ出せるような、そんな人間関係を、私は果たして築けるのだろうか。
あの二人の関係が、信頼関係という言葉で片付けられるのだろうか。

似た境遇、似た暗闇を抱えている者同士だから、ここまで深い関係が生まれたのだろうか。似た経験をしていない人とは深い関係を築けないのか。
それとも、人を思いやる気持ちや、マイノリティに対して受け入れる心があったから生まれた信頼なのか。ここに関してはまだよく分かっていないのだけれど。

大事だと思ったことは「人の背景まで知る努力をすること」「誠実でいること」

相手の一つ一つの言葉の裏に、人生があって、価値観がある。
人との関わり方を変えようと思いました。





改めて今の自分にやるべきことがたくさんあること、目標を持って生きられていることが心から嬉しくてありがたい。孤独でなくて、たくさんの仲間とわくわくする未来があることが本当に幸せです。

一方で、更紗や文、そして亮のような、陰鬱とした世界で苦しんで生きている人間もたくさん世の中に存在していること。これも忘れてはいけないなと再認識しました。

課題意識を持っている私だからこそできることがあるし、それだけの影響力をまずは私がつけなければいけない。

そのために成果にこだわること。自分がまずは幸せになって、豊かになることに、改めてコミットします。

乱雑な文章ですみません!!お読みいただきありがとうございました!

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