紅茶で癒すメンタルトレーニング #2
本日の紅茶【ニルギリ】
ニルギリという紅茶はご存知ですか?
ニルギリについて
ダージリンに続き、ニルギリもインドにある紅茶の産地です。
ニルギリとは、現地の言葉で「青い山」という意味で、ニーラクリンジという花が山一面を青一色に染めることから、その名がついています。
インドの中でも、ダージリンは北東部に位置していますが、ニルギリは南部に位置していて、スリランカに近いところですね。
ニルギリの特徴
ニルギリという産地について知っていただいたところで、紅茶としてのニルギリについて、説明していきましょう。
ニルギリは他の紅茶と比べて、クセや渋みが少なく、爽やかな香りや甘みが特徴です。
実は、私が紅茶にハマったきっかけになったのが、このニルギリなんです。最初に口にした時、桃ジュースかと思うくらい甘味が強かったんですね。あの味を自宅で自分でも作りたいと思って、ティーポットなどを揃え始めました。
そんなニルギリですが、紅茶特有の強い香りやクセ、渋みが無いので、良く言えば飲みやすく、香りの強いお菓子などにも合うのが長所なんですが、一方で「特徴がない」と表現されることもあります。
しかし、特徴がないと言われるニルギリにも、世界中には多くのファンがいるのも事実なんですね。
アサーションについて考える
「アサーション」という言葉はご存知ですか?このアサーションについて、少し意識してみるだけで、心がグッと軽くなります。
アサーションとは
アサーションとは、他人と円滑なコミュニケーションをとる上で、自分の気持ちも相手の気持ちも尊重しながら自己主張する、ということなんです。
なんだか改めて言われると一気にハードルが上がる感じがしますね。日頃から気をつけてはいるものの、それが上手くできているのかわからなかったり…?
わかりやすいアサーションの例として、ドラえもんのキャラクターがよく使用されます。
のび太
受け身的(非主張的)ジャイアン
攻撃的しずかちゃん
主張的
しずかちゃんは、遊びのお誘いを断る時も、相手の気持ちを尊重しつつも、断らないといけないことも伝えていますよね。
いつもしずかちゃんでいなければいけない、なんてこともありませんが、状況によってはしずかちゃんがいることでコミュニケーションが円滑になることもあります。
また、コミュニケーションがスムーズにすすむだけではなく、アサーティブな気持ち、姿勢でいる事で、自分の心が楽になります。
皆さんの周りにしずかちゃんタイプの人はいますか?
アサーショントレーニング
アサーションについて簡単に説明しましたが、いざ実践するとなると、何をしたらいいか難しいですよね。
そこで、簡単に取り入れやすいのが、「I メッセージ(アイ メッセージ)」です。
「私は」を主語にしたメッセージのことで、これを省略せずにきちんと伝えると、一気にアサーティブなコミュニケーションができるようになります。
このような感じですね。
「攻撃的でもなく、受け身的でもない、相手も尊重しつつ自己主張すること」について、イメージできたでしょうか?
紅茶でアサーション
ではここで、ニルギリを淹れて、アサーションを意識しながら、感じたことや気持ち、考えを簡単に整理していきましょう。
ニルギリは前述の通り、特徴が弱く、渋みや強い香りがありません。だからこそ飲んだ人それぞれで感想が違うんですね。
「渋みがないって言うけど、思ったより渋い」
「香りも風味もあんまり感じられない」
そういった感想を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
ちなみに私は桃のような爽やかな甘みを感じて、今でもニルギリが大好きです。
皆さんはどんな感想を持ちましたか?
今回は紅茶でアサーションを意識してみましたが、日常生活でも、「あなたはそう思ったんですね。私はこう思いました。どちらも良い考えですね。」というような姿勢でいると、自分の気持ちも楽になるのではないでしょうか?
さいごに
いかがでしたか?
紅茶で癒すメンタルトレーニングでは、紅茶の知識を深めながら、そして実際に紅茶を飲みながら、心を整えられるように、一緒にトレーニングをしていきます。
ニルギリ紅茶をどこかで目にされた時に、この記事を思い出していただけると嬉しいです。