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原田マハ作品の魅力

原田マハさんの作品は文章が美しい。

風景と絵画の描写が特に美しい。

彼女の類まれなる文章力に加え、

題材に対する知識と情熱がそれを支えているのだと思う。


彼女は大学時代文学部に所属していた。

大学の卒業後は国内、海外の美術館で勤めていた。


その経歴を活かしてか、美術史に基づいた作品が多い。

史実に基づいたフィクションは読者を物語に引き込むリアリティがある。

彼女の文章力も相まってなおのことだ。


先日、最新作のリボルバーを読み終えた。

その中の一説を紹介する。

てんで勝手に好きな方へ顔を向けている黄色い花々。まどろみの中で黄金色に輝く花々をみつめていると、話しかけてくるような、笑いかけてくるような気がした。

原田 マハ『リボルバー』

ゴッホの『ひまわり』を描写した一説だ。

ゴッホ『ひまわり』


これを読むと、今すぐにでも美術家に飛んでいってい実物を見たくなる。

(実際にそんなことはしないのだけれど・・・)

それほどまでに彼女の描く文章は美しい。


最新作の『リボルバー』でもそれは顕著にみられる。


特に物語を通して史実を学べるので、美術史に興味のある人にはおすすめの一冊。


あなたにとっての原田マハ作品の魅力は?


#読書 #原田マハ #リボルバー #小説

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