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してあげる…について
ゴールデンウィークも終わり、夏の気配が近づいてる気がしますが…
今日の寒さだと、気のせいかしら…
と、思ってしまいますね…😅😅😅
水曜日担当 たいわ士で公認心理師の高杉ゆう子です。
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実は今年度から、スクールカウンセラーというお仕事が始まることになり、
身の引き締まる思いでいる、今日この頃…
そんな中、これまで関わってきた後輩たちから、
パラパラと連絡が入ります。
家庭内がうまくいってない…
友人がメンタルをやられている…
就活にプレッシャーを感じる…
生きる気力が沸かない…
様々です。
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相談を受けて、心掛けるのは、とにかく聞くこと。
言葉を挟まず、話したいだけ話してもらう。
すると、話してる人は自分で気づくんです。
どんな気持ちが、今の状況を作っているのか…
ほんとは、どうしたいのか…
でもそんな時、ともすると、話を聞いてる側は、
「よっしゃ‼️いっちょ、解決してやるか⁉️」
なんて、思いがち…
いやいや…
相談して来た相手に、してあげられることなど、
基本、何もありません。
そう。
自分以外の人に「してあげられる」ことは何もない…ってことを、こころの真ん中に置いてないと、
変なことになっちゃうんです。
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自分は、その人に寄り添いたいから寄り添う。
相手がして欲しいと、望んだのではなく、
私が寄り添いたいから、寄り添っているのです。
これね、支援したい‼️
と、考えてる人に、ありがちな落とし穴。
相手に何かをしてあげたい…
相談して来た人に、寄り添ってあげたい…
そんな思考が働くと、してあげた相手が、不意に態度を変えたり、自分の意としない反応を見せた時、
「あんなに寄り添ってあげたのに‼️」
「してあげたのに‼️」
って、思うでしょ❓
違うんですよ。
あなたがしたいから、した。に過ぎない。
だから、もし、寄り添ってあげた相手から、
思いもかけない反応が返って来て、
上記のような気持ちが湧き上がるなら、
今すぐ、やめた方がいいです。
なぜなら、それは、自分がして欲しかったこと。
自分は、
誰かに寄り添って欲しかった。
誰かに、聞いて欲しかった。
それを投影して、実行してるんだと思います。
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さぁ、どんな人との出会いが待ってるかな❓
自分以外の人のこころを、いっぱい聞く夏になりそうです。
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