「ごめんなさい」についての考察
成人の日を含めた連休も終わり、ようやく日常が戻ってきた頃でしょうか…
水曜日担当 公認心理師でたいわ士の高杉ゆう子です。
うっかり1日早く鏡開きをしてしまいました…(;^_^A
お餅、大好きなもんで…wwwww
あ~ぁ…神様にごめんなさいしなきゃ…と、思いながら、
今回は「ごめんなさい」について考えました。
あくまで私見ですし、この文章の限りではありませんので、
ご了承おきください。
「ごめんなさい」
「免」に丁寧な「御」がついて、さらに「なさい」…「して下さい」までついた言葉。つまり、「許してください」という意味の言葉。
「ごめんなさい」にまつわるシチュエーションはたくさんありますが、
「ごめんなさい」を言っておけば、その場が収まる…など、
本来とは大きくかけ離れた使い方をしている人もいるかもしれません。
特に、ハラスメントを受けている人などが「ごめんなさい」を連発して使う場面は、ドラマなどでもよく描かれますよね。
その場合の「ごめんなさい」は、セルフネグレクトだと、私は思います。
セルフネグレクトとは、直訳すると「自己放任」。
助けて欲しい自分を、自分が放っておく…ということです。
何も悪くないのに「ごめんなさい」を言わなければならないシチュエーションなんて、自分のことでなくても、心がキューっと悲しくなります。
でもそうしなければ、その場を生きて切り抜けられなかった…。
なんて悲しい現実でしょうか。
でも、声を大にして言いたい。
悪いことをしているわけではないのに、その場を切り抜けるだけの
「ごめんなさい」
は、自分をどんどん小さくしていってしまうのではないでしょうか。
どうか、小さくなってしまった自分が、自分を取り戻せる方法を見つけて欲しい…
一方、悪いことをしている意識がなく「ごめんなさい」が言えない人も大勢います。
●自分はそんなつもりがなかったから
●自分は嫌だと思ってないことだから
でも基本的に、相手が嫌なことはしてはいけないでしょ。
自分は平気かもしれないけど、相手は嫌かもしれないでしょ。
それは「ごめんなさい」に値するのだと思います。
相手が大人であろうが、子どもであろうが、相手が嫌なことは、
「ごめんなさい」なのです。
それが、赤ちゃんであっても!です。
どうやら、この手の人たちは、
「謝る」=「負ける」だと思っている節があります。
人間同士の関係に、勝ちとか負けってあるんですか?
親と子だって、同じ人間同士。勝ちも負けもないはずです。
親であろうが、子どもが嫌だということをしたときは「ごめんなさい」。
子どもも、親が嫌なことをしたなら「ごめんなさい」。
素直に言える関係の中で生きていたいな…って、私は思います。
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