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誰の問題❓

お盆ですね…
故郷に帰省されてる方も、いらっしゃるでしょうか…
ほんとは水曜日担当 公認心理師の高杉ゆう子です。
昨日までお盆休みを頂いてました…😜

道内あちこちのキャンプ場では、子どもたちのはしゃぎ声が響いて、
北海道らしくない暑さも、なんのその‼️
元気に、遊びまくってる姿に、夏を感じました😊

そんな子どもたちの夏休みも終盤ですが、中には、早く終わって学校に行きたい子もいるでしょうし、
夏休みが終わるのを憂鬱と思ってる子もいるでしょうね…
夏休み終わり、悲喜交々…

帰省に関して…
親元に帰って、心が安らいだり、安心を得られるなら帰った方が良いですが、
心が乱れたり、疲弊したりするなら、無理に帰らなくても良いのではないかと、思います。

じゃあ、どこでこころの安寧を得るのか…
って話になるんですけどね…
生憎、今の私は、その答えを持っていません。
私の周りには、そんな子どもたちの安寧の場所となっている大人もいたりして…頭が下がります。

さて、この数ヶ月、10代の若者と話してて思うのですが、
大人が、「問題」と、思う子には、さほど問題などなくて…
実は、問題だと思ってる大人の問題なんじゃないかと…
世の中を俯瞰で見ていて、ただただ「おかしい‼️と、思ってることを言語化しているだけで、
それを受け止めきれないのは、大人なんだな…と、思えてしまう。
つまり、大人の受け止め力が、著しく落ちているのです。
恐らく、これは子育ての現場でも起きていて、幼児虐待の右肩上がりなグラフからも、推測できます。

職場では、新人からの質問が、答えを求めるものに変わってきている…
という声も聞きましたし、いろんな場面で、マニュアル人間が増殖しているのだと、感じます。

でもね…
今、社会問題となっている、「いじめ」や、「自死」の対応は、マニュアル化しきれないと、思うのです。
人と人のコミュニケーションに関することは、マニュアル化が難しい。
自分以外の人に答えを求めても、答えが出ないことの方が多いでしょう。

受け止め力のなさは、育ちの中で、受け止めてもらえなかった経験が、影響していると思います。
受け止めてもらえずに大人になった時、今度は、自分で自分を受け止めることを、教えてくれる人がいればいいのですが、そんなことを教えてくれる人は、ほぼ皆無で…
私も師匠がいなければ、そんなことを微塵も知らずに、受け止め力の低い大人のままだったと、思います。(高いかどうかは別として…😅😅😅)

願わくば、小さい頃から、
「自分は、どうしたいのか」
「自分は、何を考え、どんな想いを抱えてるのか」
を、認識できるような環境で、育まれて欲しい…
と、思うのです。
そうすると、「自分は、こうしたい‼️」が、生まれてくるでしょうし、
延いてはそれが、受け止め力に繋がる…
そして、受け止め力の大きな大人と関わる子どもは、受け止め力を実感し、その力を身につけるでしょう。
その力を後に続く子どもたちに発揮することで、
受け止め力が繋がって行く…

ここらで、大人の受け止め力、育てませんか❓
⚫︎自分で答えを出す
⚫︎「いい」と「悪い」の2元で判断しない
⚫︎自分はどうしたいか…を、大切にする

この辺りを、大人が実践すると、関わる子どもの見方も変わって来ると思います。
夏休みもあと少し。
大人の自由研究と思って、やってみよう🌊

残り少ない夏が、素敵な時間でありますように…🍉

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