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大人の幸せから考えてみたら?

こんにちは!りょーさんです。

前回の記事の最後にこんなことを書きました。

子どもたちが何かの問題を抱えているとしたら、それは子どもの問題ではなく、大人たちの社会構造や社会関係の中で抱える問題に巻き込まれているだけです。
そして、それは多くの大人たちが構造的な問題に加担しているから、、、なのではないか。


頑張れば頑張るほど、、、


「子どもの福祉」という業界にいると、それなりにしんどい状況に置かれる子どもたちと日々関わります。

大変な事例はなんとかしたいと思う。でもなんともならない。そんなことも多い。しんどい事例がたくさん生じれば、支援者は、まるでいたるところで大きな火が発生し、その都度現場に向かい火を消しにいく、みたいな感覚に陥ります。
多くの火は多少小さくなっても消えないまま、そこにある。無力を感じながら目の前の対処に追われることになります。児相とか養護施設で働いていれば尚そうでしょう。

一生懸命火を消している自分を支えるものがなかったらどうでしょうか。
あるいは、指を刺して罵ってくる人がいるとしたら?
あるいは、罵られないためにビクビクしながら身を守る手段ばかり考えることになったら?
無力を学習し、諦めることになる。
いずれ「誰かのため」なんて思えなくなっていく。


問題の所在はどこに?


火を消しながら思う、「子ども自体が初めから問題を抱えていたわけではない」問題を生み出しているのは別物だ」ってこと。

「諦めている大人」を見れば、子どもたちも諦めていく。そんな悪循環。
あるいは、大人の価値観のぶつかり合いによる足の引っ張り合いに導かれる子どもたちへの皺寄せ。
あるいは、子どもたちを道具にする慣習や組織によって生じる子どもたちへの押し付け。
あるいは、問題を悪化させる付け焼き刃の対処法。

どれも問題のスタートは大人や社会であり、「子ども」ではありません。そしてもっというと「誰か特定の大人」でもありません。構造的なものです。


まずは支援者が幸せでいるために


ちょっと暗い話に寄りすぎましたが、誰かを支援する仕事は、答えのない仕事。
だからこそ、自分自身が追い込まれる構造が(親を含めた子どもを支える人たち)にはあります。
「これでいいのかな」
「やりがいはあるけど大変でしんどいな」
「何かどこかでボタンを掛け違えている気がする」
「チームで子どもを支えていくって難しいな、、、」

「子どもたちのためになにかをしたい」という大人たちはいる。
肌感覚ではけっこうたくさんいる、と思います。
逆にいうと、「いつの間にか諦めている」という人も結構いる。
自分の問題意識は、その想いを支え合い、育て合う大人同士のつながりがないのではないか?ということです。「諦めないで済むつながり」が複雑な問題の構造を解きほぐす(遠大で微力ではあるけど)ひとつの手立てではないか?と思うのです。

子ども支援者ウェルビーイングネットワーク


支援者自身のウェルビーイングについて考えるつながり、そんなものがあればいいな、、、そんなことを思うのです。

教育や福祉などさまざまな分野で子どもたちを支える実践をしている私たちが集まって大切な話ができないか。

私たちの多くの実践者が「子どもたちが大切にされながら育つ」ために日々、一生懸命汗を流していると思います。その取り組みがあるから支えられている子どもたちやそのご家庭があります。

日々、答えのなさと向き合わないとならない。
一生懸命働いた後で、それでもなおモヤモヤを抱えながら1日を終えることも多い。
考えてみると、そのモヤモヤは、一生懸命子どもたちと向き合っているからこそ起きていることなのかもしれません。だとしたら、そのモヤモヤは可能性です。

私たちが集まって、モヤモヤを可能性として持ち寄る場があったらどうなるだろう?
想いを持った人たちがそれぞれの声を聴きあって対話して「子どもを大切にするってこういうことなのかな?」って考え合えたら何が起こるだろう? 
それを「私たちの願い」として考え合えたら何が起こるかな?
あるいはそこで生まれた考えや想いを共有して、同じ思いを持った私たちが繋がりあって、現場で実践しだしたら何が起こるだろう?

私たち大人が子どもたちのことを大切に考え行動することはとても大切なことです。でも私たち大人が私たち自身のことを大切にし会おうとするつながりをつくり、そのつながりで支えあったり、学び合ったり、一緒に考えたりしたらどうでしょうか。テーマは「子ども支援者のウェルビーイグ」です。

子どもたちを支える(未来の)リーダーやチームが地域でポコポコ生まれて、あるいは支え合って、協働していけるのではないかな?


札幌市を中心に「子ども支援者ウェルビーイングネットワーク仮称」を立ち上げていこう!という流れを作り出しています。まずは10月13日にワークショップをやるぞー。

みなさん、ご一緒しませんか。またご案内します。

こちらにも案内があります。 もしよかったら。

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