今日の一曲
ノスタルジーという言葉に聞き覚えはありますか?
日本語で訳すと”郷愁”という言葉となる。
これは自分自身のルーツであったり、幼いころの思い出などが脳裏に過ると、どこへという明確な場所が思いつかないのに「帰りたい」と考えてしまうのだ。
ノスタルジーを感じる時は人によって様々で、
道端でふと思い立ったり
車窓から見える景色で呼び起されたりするのだ。
私がよく感じるのは音楽だ。
なにがしかの曲を聞いた際にメロディーラインだったり、楽器の音色だったり、歌であれば歌詞や声色でも生まれる。
この曲を聴いたとき私は思ったのだ。
「懐かしい。きっと前世は砂漠の国に生まれたのかもしれない」
その曲がこれ
月のワルツ
きっと知ってる方も多いだろう。
NHKの『みんなのうた』20年ほど前はよく流れていた名曲だ。
あんまりにも人気が高すぎてその年の『みんなのうた』ランキングでは一位を獲得し、昔懐かしの『みんなのうた』の曲をリクエストする際はほぼ必ず流れるレベルだ。
最初のオルゴールの音色から流れるようなワルツのリズムに乗せ、しっとりと美しくメロディを乗せていく。
そして締めももう少し聞いていたいという想いを閉じ込めるように、オルゴールで終わっていく。
何度聞いても感じる強烈で鮮烈なノスタルジーを味わいたいがために、私はこの曲を何度でも何度でも繰り返し聞いていく。