＜中学入試＞　２０２０年　灘中学校　理科

こんにちは。

初夏とは名ばかりの寒い日が続き、閉口している八重です。

早速ですが、今日は前回に引き続き灘中学校　２０２０年　理科　大問３（２）を解いていきます。

問題

地球から見ると、月と太陽の大きさはほとんど同じに見えます。地球の直径は月の直系の４倍であり、中心角が小さいおうぎ形の弧の長さと弦の長さは等しいものとし（図１）、円周率3,14として、以下の問いに答えなさい。

（１）地球の中心から太陽を見たとすると、図２のように太陽の大きさ（角度）は0,5度に見えます。地球の中心から太陽の中心までの距離は、太陽の大きさ（直径）の何倍になりますか。小数第一位を四捨五入して答えなさい。

（２）地球の中心から月を見たとすると、月の大きさ（角度）も0,5度に見えます。地球の中心から月の中心までの距離は、地球の大きさ（直径）の何倍になりますか。小数第一位を四捨五入して答えなさい。

解答

（２）地球の中心から月を見たとすると、月の大きさ（角度）も0,5度に見えます。地球の中心から月の中心までの距離は、地球の大きさ（直径）の何倍になりますか。小数第一位を四捨五入して答えなさい。

図２の、太陽を月に変えるだけで、同じ構図になります。

（１）の答えは、

地球の中心から太陽の中心までの距離は、太陽の大きさ（直径）の114,6倍

なので、（小数第一位は最後に四捨五入します。）この問題に置き換えると、

地球の中心から月の中心までの距離は、月の大きさ（直径）の114,6倍

問題文より、地球の直径は月の直径の４倍なので、

114,6 ÷ 4 ＝ 28,65 ≒ 29

従って、２９倍

今日の問題で重要なことは、小数第一位を計算の途中で四捨五入しないことです。最後の答えではなく、計算の途中でしてしまうと答えがずれてしまうことがありますので、注意してください。

それでは今日はこの辺で失礼します。お疲れ様でした。

最後までご覧くださり、有難うございました。