短編小説 | きもちをりかいする
第1章 きもちのどろぼう
あるところに とてもやさしい文才晴笑(ぶんさい はるえ)という男の子がいました。
何も悪いことをしたことないのに晴笑が少しきらっている添川向日葵(そえかわ ひまわり)というある女の子がいました。
ある日 ー
「何これ?何?」
向日葵は首をかしげながら晴笑にたずねました。晴笑がさっきひろったちょっとした小物です。晴笑はこうゆうものが好きなのです。向日葵が急に小物にさわりました。
「やめて!」
晴笑は小物に手をかぶせました。
「えっ。あぁ、ごめん。」
向日葵はなみだをかくしながら言いました。向日葵は思いました。
「わたしいがいの子にはやさしいのに・・・。」
「えっ。あっごめん。もうさわっていいよ。つよく言いすぎたよ。」
気付くとそこにもう向日葵はいませんでした。