デパス断薬後の離脱症状~強迫観念編~
パニック障害があると、大体の人が経験する予期不安。
私はベンゾジアゼピン系であるデパスを10年以上服薬していましたが、ひょんなことから断薬することになりました。
断薬の経緯やデパスの服薬の仕方などは、また後日まとめます。
デパス断薬後の離脱症状のひとつに、強迫観念という症状が出ました。強迫観念はまるでパニック障害の予期不安に似ていて、『〇〇になったらどうしよう』という思考が堂々巡りします。
予期不安と強迫観念がとても似ていると感じ、こうやって文章にして残そうと思ったわけです。
まず予期不安について調べてみると、『あの恐ろしい発作が又起こるのではないか』という、強い不安感が襲うと書かれています。
そして強迫観念について調べてみると、いくら打ち消そうとしても心に付きまとって離れない不安や不快な気持ちがあることと書かれているのです。
こうやって見比べると、予期不安と強迫観念は似てますね!
私は、デパス断薬後の離脱症状の中に強い強迫観念がありました。
まぁこれが、本当に厄介で大変・・・。
まとめると、こんな感じよ。
◆自分が安全・安心だと認めたものしか食べられない
◆食べ物に毒が盛られていると思い込み、食べられなくなる
◆新しく購入した歯磨き粉に、製造途中で毒が盛られていると思い込む
◆新しく購入したシャンプーやリンスに、製造途中で毒が盛られていると思い込む
◆虫に刺された跡を見ただけで、大きな病気だと思い込む
◆喉の違和感を感じただけで、身体によくないものを吸い込んだと思い込む
◆肉や魚の生焼けが怖くて、必要以上に焼く
◆外に出たら事件や事故に巻き込まれると思い込む
思いつくだけでも、このくらいありました。
今はだいぶ緩和されていますが、この離脱は本当にきつかったです(^^;
今だからこそ笑って話せるのですが、当時は甲状腺全摘出手術を控えていた為に、その不安感から強迫観念が出てるものだと思い込んでいました。
ですが手術を終えても強迫観念は続くので、いよいよ新しい精神病をお迎えしたのかもしれないと、本気で悩みました。
それともパニック障害が悪化したのか?と、とても落ち込みました。
あり得ないようなことで不安や恐怖を感じ、そのことが頭から離れず呼吸が苦しくなることも。
実はこの強迫観念も、掛かり付けの医師に話せなかったんです。
強い強迫観念は、デパスの離脱だと気づいていなかった私。
新しい病名を付けられるのではないか?と不安だったのです。
デパスの断薬を決めたのは2018年4月で、強い強迫観念に挫折して同年8月に0.25ミリ服薬。
そこからはもう飲んでいません。
4月から3月に至る今日まで、本当につらかったです。
もし今、私と同じようにベンゾジアゼピン系の離脱で苦しんでいる方がいたら、時に辛くて飲みたくなることもあると思いますが、離脱は必ず落ち着きます。
しかし、焦らずにゆっくり、時間をかけて闘う覚悟は必要です。
また、服薬中の方の自己判断による、減薬や断薬は絶対にやめましょう。
今現在デパスなどのベンゾジアゼピン系を飲んで生活ができているなら、その生活を優先することも大切です。
私はデパスを辞めてから、服薬中のように行動はできなくなりました。
ですが、服薬中より心が穏やかになりました。
強迫観念は忘れかけたころに顔を出すことはありますが、だいぶ落ち着いてきました。
強い強迫観念が落ち着くまでに、半年は掛かりましたね(^^;
まぁでも私は10年もデパスを飲んでいたので、離脱症状と長く付き合っていく覚悟で頑張っていきます!
簡単ではございますが、デパス断薬による強迫観念についてまとめました。
『〇〇だったらどうしよう』『〇〇になったらどうしよう』はいまだに継続していますw
この思考が離脱症状による強迫観念でも、パニック障害による予期不安でも、どっちでもいいやwと思えるほどになりました。
最後まで読んで頂きありがとうございました♪