黄金の月
おとといは満月だったから、
夜空に光る月を眺めようと
ベランダに出たのだけれど、
空一面曇っていて、
月を見ることができなかった。
夜空を見上げると
いつも頭の中で流れる曲がある。
切なくかすれた声で歌われる
この曲を初めて知った(聴いた)のは、
いつかの月の綺麗な日のラジオ。
年々、聴けば聴くほど
胸の奥に響いてくる曲だなぁと思う。
夜空に光る 黄金の月などなくても。
結局その日は
真夜中に目が覚めて、
窓から光る月を見ることができた。
(眠っている間に晴れたみたい)
寝ぼけていたから
写真に収めてはいないけれど、
とてもきれいな黄金の月だった。