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サンタさんからもらったもの

あと2週間とちょっとでクリスマス。

小さい頃、
私の家では毎年ちょうど今頃の時期に、
サンタさん宛に手紙を書いていた。
(そこに今欲しいものも書く)

その手紙をツリーの根元に置いておくと
いつの間にかサンタさんに届いていて、
クリスマスの夜、サンタさんが
枕元にプレゼントを届けてくれた。


不思議なことに、
今でも一番印象に残っているプレゼントは、

特に欲しいものが思いつかなくて
サンタさん宛の手紙に
「サンタさんがえらんでください」
と書いた年にもらったもの。

ちなみにその時にもらったのは、
こども用の腕時計や、陶器のバッジ、
ペンケース、スノードーム、
カラフルなキャンディなどが
詰め合わせになったプレゼントだった。

当日まで何をもらえるのか
わからないのもわくわくしたし、
開けてみたら
なぜか私の好きなものばかりが入っていたし、
何よりサンタさんが
自分のためにそれを選んでくれたということが
うれしかったから、
強く印象に残っているのだと思う。


大人になると、
当然サンタさんは来ない。

けれど、いまだに何かの機会に
プレゼントの類をいただいたりすると、
あの時と変わらず、
いやあの時よりもさらに、
いただいた品物だけでなく、
相手がこちらのことを思って
贈ってくれようとしたその気持ちを、
なによりうれしく思う。


当時サンタさんにもらった、バッジ


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