無駄なことなんて
意味もよくわからないままに、
口ずさんでいた歌。
何を言っているのか
さっぱり分からないけれど、
聞いていた話。
なぜか、
目が離せなかった絵。
背伸びして読んだけれど、
読み難いばかりだった本。
ある日突然、
そういうものを思い出して
「あぁ」
となることがある。
つい最近も、そんなことがあった。
こういうことがあると、
今の自分にしっくりくるものだけではなく、
色々なものに触れることって
無駄じゃないんだなと思う。
わからないことは
わからないのだから、
無駄だと決めることすらできないし、
そもそも無駄なことなんて、
ないのかもしれないと思う。