あしのかたち

私の足は、
甲が薄っぺらくて、足幅が細くて、
見るからに頼りない。

こう書くと、”華奢でいいじゃない”
と思う人もいるかもしれないけれど、
これが全然よくなくて、
お陰でいつも靴擦れとの戦いだった。

いかんせん
日本で普通に売られている靴と
足形が合わないので、
だいたい何を履いても靴擦れを起こして、
私の足はしょっちゅう傷だらけ。

ちなみに、なぜ自分の足形が
平均とずれていることを
知っているのかというと、

社会人になって以降、
硬い革靴を履く機会が増えたせいで、
それまでよりも
ひどい靴擦れを起こすようになり、
終いには靴擦れによる頭痛にまで
襲われるようになって、
ある時たまりかねて
靴屋の店員さん（シューフィッター）に
自分の足を見てもらったことがあるからだ。

その時に頂いたアドバイスにより、
以降は、ようやく自分の足に合う靴を
選べるようになった。

靴を選ぶ際に、
足の長さ（サイズ）だけじゃなく、
足幅（ワイズ）という概念があること自体も、
その時に初めて知った。

その後、アドバイスを参考に
私の足形に合い、デザイン的にも
好みのお店を見つけて以来、
まるでそれまでの反動かのように、
靴のおしゃれを存分に楽しんでいる。

昨日も、愛用の靴の色違いの発売を知って
早速注文したところ。
いまから届くのが楽しみで、
うきうきしている。

靴の選び方を知るだけで、
こんなに気分良く靴を楽しめるのなら、
我慢なんかしないで
もっと早くシューフィッターさんの元に
行けばよかったなぁ、と思っている。