子どもに失敗させてあげる余裕を持ちたい
3歳の娘になんのためらいもなく指示している日常について、何とかしたいなと思っています。
「こっちにすれば?」
「ママはこれがいいと思うよ」
「それはだめだよ」
「明日はこれにしようね」
ママが正しい。ママの言うことを聞いて。指示のほとんどは私の都合で、子どもたちに付き合う根気のなさから、一番時間のかからないものをチョイスしたり、一番自分の負担の軽いものを選ぶよう誘導してしまいます。
気まぐれでキャンディを選んでも、きっといつものグミが食べたかったというだろう。不機嫌になったら面倒だから最初からグミを選ばせよう。
「ママはこっちがいいと思うよ、これにしなよ」
ジャングルジムはまだ危ないよな…今日は下の子もいるし、上の子をずっと見守る余裕がないな。
「ねぇ、そっちに行っちゃだめだよ、やめて、砂場で遊んで」
私には32年の経験があります。32年の人生で、悔しい思いも、嬉しい思いも、危ない思いもしてきて、今それをもとに日々判断しています。
3歳の娘が将来自分で判断できるよう、失敗も悔しい思いも、重傷でなければ多少のケガも、させたほうがいい。それはもちろんわかっているのだけれど、会社員をしながら限られた時間で育児をしていると、失敗させてあげる余裕が持てなかったりします。
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思えば、私の母は「言ったことは翻さない」人でした。
お菓子は100円まで。200円のお菓子が欲しいなら1回我慢すること。だからいつも行くいなげやではセボンスターを買ってもらっていて、お人形が入っているお菓子が欲しいときは2回我慢していました。泣いてもわめいても、予算外のお菓子は買ってもらえませんでした。
でも、私は根気よく付き合うのが面倒くさく、娘が騒げば予算外のお菓子もすぐに買ってしまいます。(1個だよという点は死守していますが)
時代もあるとは思うんですよ。スーパーで子どもが騒げば白い目で見られるし、仕事帰りにスーパーに寄っているから娘のワガママに付き合うよりも早く帰りたい。だって明日も保育園だもん。
その点、専業主婦だった母に根気よく付き合う余裕があったと言えなくもない。30年前はスーパーで騒いでいる子どもなんて山ほどいたでしょう。ただ、時代のせいにして私の言動を正当化したところで何にもならない。
3歳にもなれば、「騒げばママはお菓子を買ってくれる」という悪知恵もつくし、「ママが約束破った」という記憶も残る。その場しのぎで安易な約束はしないようにしたい。自分が楽するためにルールを破ってイレギュラーな対応もしないようにしたい。子どもの遊びにはとことん付き合いたい。
そのための余裕を捻出したい・・・(切実)
あれもこれも、はできないんですけど、幼い子どもの可愛い時期。親を全面信頼し、とてもナイーヴな時期。できることは、やりたいなぁと思うのです。
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