悩んでいる人の背中をそっと押せる人でありたい
わたしは会社員6年、キャリアブレイク1年を経てフリーランスとして活動しています。
会社員時代は「このままでいいのかな…」と働き方に悩んでいて、もやもやを話せる場がほしいと思っていました。そして悩んでいるタイミングで「キャリアブレイク」という言葉や、「むしょく大学」「無職酒場」など無職を面白がる人たちの存在を知りました。
いまはフリーランスとして心地よい暮らしを模索中なのですが、自分の経験を活かして悩んでいる人の力になれたらと思っています☺️
そこで普段スタッフをしている学びの場「大ナゴヤ大学」で「キャリアブレイク」をテーマに授業を企画することにしました。
キャリアブレイクとは、一時的な離職や休職など仕事をしない期間をつくること。
授業のサムネイル画像はわたしがキャリアブレイク中に友人の暮らしていた島根県海士町(隠岐島らへん)に遊びに行った時のもの。
授業のプログラムは以下の流れで企画しました。
▶︎オリエンテーション、自己紹介タイム
▶︎「キャリアブレイク研究所」理事のまっくすさんからキャリアブレイク／むしょく大学についてのお話
▶︎キャリアブレイク経験者3名のトーク
▶︎参加者でディスカッション、感想シェア
キャリアブレイク経験者は、わたしを含め仕事を辞めた前後に出会って一緒に名古屋で無職酒場を企画した3人。
同じ時期に無職をしていたのですが、わたしはフリーランス、友人のひとりは会社員、もうひとりは今もキャリアブレイク中というグラデーションな生き方をしています。
現役無職ひろむさんや、
友人みさとさんによる渾身のプレゼンも。
仕事から一時的に離れることは、収入が途絶えるし肩書きや所属が無くなることもあるからけっこう不安。でも離れたことで入ってくるものもあって、わたし自身は人との出会いや自分の心に正直に生きるようになって、人生が豊かになったと感じています。
その経験をいろんな人に知ってほしくて、悩んでいる人にも「キャリアブレイク」をひとつの選択肢に入れてほしいなと思って企画しました。
会場はわたしと夫が運営している古民家スペース「まちのお茶の間 菅原商店」。畳の空間で肩肘張らずまったり話ができるんじゃないかなあと思ってのセレクトです☺️
参加定員は8名だったのですが、それを上回る申し込みをいただき早い段階で満員御礼に。どんな人が来てくれるんだろうとワクワクしていました。
年齢は20代〜60代まで様々で、休職中の方、働いているけど仕事を辞めようか悩んでいる方、キャリアブレイクや会場が気になって来たという方などいろいろでした。中にはわたしのSNSを見て遠方から来てくれた人も😳(うれしい！)
ざっくりこんな人たちが参加してくれました。
・会社を辞めてフリーランスになったけど、孤独だし収入も不安定でしんどさを感じている人
・休職中でやりたいことを模索中の人
・しっくりくる職場と出会えず転職回数が多くなり、履歴書でマイナスに評価されてしまう人
・休職したいけど勇気が出ない人
・キャリアブレイクという言葉が気になる人
・会場が気になってきた人
働き方にもやもやしている人、悩んでいる人にもぜひ参加してほしかったので見つけて足を運んでくれて嬉しかったです☺️
最初はみなさん緊張している様子だったのですが、自己紹介を経て徐々にリラックスするように。後半のグループワークでは4〜5人に分かれて感想やもやもやを共有しました。それぞれ悩んでいることや感じたことがあって、時間が足りないくらいの盛り上がりに。
古民家で畳の空間だったのも相まって、最後の方はみんなまったり過ごされていてあたたかい場を作れてよかったなと嬉しくなりました◎
最後の感想シェアで印象に残ったものをいくつか。
・いまは会社で大変な思いをしているけど、副業や趣味などで自分のやりたいことをできるように上手く付き合っていきたい。
・同じ職種の中で転職を繰り返していたけど、そもそも価値観の合わない業界にいたのかも…と気づいた。「たくさん経験されているんですね」と自分のことを肯定的に捉えてくれる人と仕事をしていきたい。
・しんどさを抱えていたのは自分だけじゃなかったんだと気づけた。
・勇気を出して休職してみようと思う。
・キャリアブレイクって縁遠いと思っていたけど、身近にしてる人がいたと気づいた。
2時間という限られた時間ではありましたが、少し勇気をもらえたりこれからについて前向きに考えるヒントを得られた人もいたようで、企画してよかったなあとしみじみ🫶
改めて悩んでいる人の背中をそっと押せる人でありたいし、これからもそんな場を作っていきたいと思える時間となりました。
年内はバタバタしそうな予感ですが、年明けからは少し落ち着く予定なので、日頃から生き方や働き方へのもやもやを話せて、自分らしく生きるきっかけを提供できる場を作っていきたいなと思います。