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1.新しいスタートを切ること:なくなったら困る100のしあわせ


世界がまるっきり変わってしまった日々は過去のものとなり、新しい1年がはじまった。

次の日になるだけ、1分1秒過ぎていくだけ。

それなのに、こんなに心がしゃんとするのはなぜなんだろう。
不安を抱えていても、きっとやってくる未来は明るいのだと、一瞬でも信じられるのはなぜなんだろう。

過去と今は地続きで、状況は手のひらを返すように変わるものではないのに。

"はじまり"や"節目"には、不思議な力がある。




自分自身で何かを辞め、選択し、はじめることも然り。

わたしたちは時に、新たなスタートを自らつくり出そうとするほどその瞬間を大切にしている。

そこには不安も孤独もつきまとうものだし、見えている未来はぼんやりと不安定で、自分の決断に自信がもてることばかりではない。

"変化はすべからくストレスである"
きっとよい方向に進むだろうと確信のある変化のはじまりも、それ自体はストレスになり得るほど心身に影響を及ぼすものだ。

それでも。
それがわかっていても、見える景色も心持ちもこんなに違う。
未来に対する希望や期待だけがそこにあるということ。




1月1日。
新しいスタートを切った瞬間に、素晴らしい未来がくることを疑わず心躍った自分を忘れない。