クルセイドミッションパック・カタストロフ①(コンバットパトロール)
オクタリウス星区のとある星系、とある惑星にて…
鉱石を主たる生産物とするこの星は、それ自体が宛ら巨大な坩堝であった。
無数に存在する、ひとつひとつが城塞都市ほどもある掘削機は回り続け、燃え続ける火山精製炉が吐き出す煙は常に空を覆い、いつも同じ明るさで炉の火に照らされていた。
"その日"までは。
大陸の80%の掘削機が停止し、火山精製炉が一際大きな火柱を上げて沈黙したその日は、以降ただ"その日"とだけ呼ばれるようになった。
掘削機の起動方法も、炉に火を入れる方法も知る者はなく