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ippeinotebook
この世界で生きて行く
ハルとアオへ。
2020年、12月。なんとも表現し難い、誰も経験した事のない、気持ちのやり場のない一年が
終わろうとしてる。
例に漏れず、パパにとっても良い年とは決して言えない一年になった。世界が、まるで変わった。
まだ幼い2人にとっては変わった後の世界で生きていく時間の方が長いので、きっとうまく順応出来ていくのかな。
2013年。パパは原宿で働いていて、その時に7年後の東京でオリンピックが開催されることが決まった。2011年の震災から2年、日本人にとっては明るいニュースだった。パパもすごい驚いたし、嬉しく思っていたのを良く憶えてる。
7年後の東京はえらい事になってるんだろうなぁ。外国人がたくさん東京に来て、都内の店舗はきっと大忙しだ。そんなふうに楽しみにしていた。ハルはまだ2歳、アオはまだ生まれてなかったな。
本当に誰も、予想もしない2020年になった。
これからだって、世界で何が起こるかなんて誰にも予想出来ない。ただ、何が起きたってその世界で生きていくしかない。
パパは2人にも、どんな世界でも強く生きていける男になって欲しいと思う。何があってもくよくよせずに前を向いて歩いて行って欲しいと思ってる。努力と、挑戦を忘れないで生きて欲しいと思ってる。必ずいつか2人の前に立ちはだかる甘い誘惑や、楽な近道や、ズルや障壁やイジワルに負けちゃいけない。
息子達にそう言うからにはさ、パパだってそうしないとな。努力と、挑戦を忘れない。なんだってやってみないと分からない。
そんなふうに生きている姿を見せる事が、父としての責務なんだと思うから。
見てろよ、やってやるぞっ!!
ハル、アオ。いつかこれを読んだ時、パパの人生の答え合わせをしてね笑
父より。 2020.12.15