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やり直しのセカンドチャンスを!!

こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ
キャリアコンサルタント佐渡治彦です。

現在、私は、就職氷河期世代の支援事業に携わっています。
就職氷河期世代とは、本年度、概ね35歳以上~ 55歳以下の世代で、学校卒業時に「バブル崩壊」「リーマンショック」など経済環境の悪化で思うような就職活動ができず、現在も、アルバイトや契約社員など非正規社員で働いている方々、また、不本意ながらご自身の希望されない仕事で、現在、就業されている方、そして、子育てが終わられて、社会復帰を目指される女性の方々などです。

このように、本人がいくら努力してもその時代の経済環境などの外的要因により、不本意にも企業で教育やビジネス経験を受けるチャンスを受けられなかった人たちがいます。

こうした人たちを支援していこうと国が進めている支援策が「就職氷河期世代支援プラットフォーム事業」です。


就職氷河期世代と一言で言っても、35歳と55歳とでは、年の差が20歳もあり状況も違います。

これまで企業のお話を聞いていると、35歳位ならば、将来性を考慮して育成して採用しようというご意見はあります。
一方で、55歳位になると企業で育成という考え方はほとんど薄れていきます。
これまでの実績、経験、知識、スキル等を考慮しての採用が多いようです。

こうした教育、ビジネス経験のチャンスを受けられなかった人たちに、社会、企業に「やり直しの出来るセカンドチャンス」を与えて欲しいと思います。
「学び直し」という言葉にも言い換えられます。
(リスキリングという言葉にもあてはまります)

もちろん、就職氷河期世代の方々も自分でスキル向上していく行動も必要です。


一方では、国の支援には、職業訓練、助成金制度などがありますので、このような制度を活用することも重要です。

最近では、リカレント、リスキリングといった学び直しの支援も叫ばれています。
35歳ならばいざ知らず、55歳になって、職業訓練を受けて職を探すことが、果たして、正論なのかはわかりません。

もし、何か相談したいことがあれば、私にいつでもお声かけ下さいね。

ただ、スキルを磨くことは年齢には関係ないですし、業種によっては55歳からスキルを身につけられる分野もあります。

話は、飛びますが、今年からプロ野球では、「現役ドラフト」という制度が始まりました。

この制度は、これまで、実力があっても試合への出場機会に恵まれず、埋もれた選手を他球団に移籍することで、再度、出場機会を与える制度です。
この制度のおかげで、細川選手(横浜DeNAベイスターズ→中日ドラゴンズ)大竹選手(広島カープ→阪神タイガース)は、移籍先でチャンスを掴み、大活躍しています。

「現役ドラフト」というセカンドチャンスを与える制度は、これまで埋もれていた選手が活躍する場を得られる貴重な救済制度だと思います。

このようなやり直しのできる制度を、社会、企業で作れないものかと考えます。

ハローワークの求人には就職氷河期世代枠、就職氷河期世代を企業が採用したら助成金が支給される制度はあります。
こうした制度をもっと活発に活用していきたいものです。

それに加え、社会、企業に対し、就職氷河期世代でスキルを磨く人たちにセカンドチャンスを与える機運が盛り上がって欲しいと願っています。

労働省(現厚生労働省)で現在のキャリアコンサルタント制度の礎を築いた「日本のキャリアコンサルタントの父」と言われる木村周氏(元筑波大学大学院教授・写真左)は、「いつでも、どこでも、誰でもが学べて、やり直しのきく社会」の実現に向けキャリアコンサルタントは先頭になって活躍しなければらないと述べています。

私もキャリアコンサルタントの一人として、
就職氷河期世代の支援を通じ、少しでもセカンドチャンスを与えられるよう社会、企業に提案し、「やり直しのできる社会の実現」に寄与したいと考えています。

就職氷河期世代支援事業の第1弾セミナーが決定いたしました。
「就職氷河期世代支援にセカンド・チャンスを」という内容です。

日時:令和5年7月26日(水)14時~15時30
場所:ハローワーク京都七条orZoom
講師:佐渡治彦 
   キャリアコンサルタント   (国家資格)

申し込みはココ

オンラインで行いますので、是非ともご参加をお待ちしております。

よろしくお願いいたします。

【京都労働局】

【厚生労働省】


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