【受け継がれる伝統】
私には子どもが2人いる
2人とも難ありで、沢山の方にご支援いただかなくてはいけない息子たち
下の子は一般社会の荒波に揉まれてなんとかやっていけるレベルですが、上の子はがっつり配慮を要するレベルで周囲の方々の温かいご支援のおかげで日々成長しております
そんな我が息子たちももうすぐ成人、というところまで大きくなってくれました
障がいが発覚した日にゃあありゃこれどうしたものか、まさかのダブルヒットやんけ、とオタオタしたもんです、懐かしい
幼き頃一生発語はないかもしれませんと医者からの宣告に、そんなもんやってみなわからんやんけ!!というおかんの意地でなんとか言語を習得、今は簡単な会話なら成立しております
(この件はまた後日書くかも、書かないかも)
長男は、『○○くんが□□□ってゆーてた』みたいな話をする時、その○○くんの放ったであろう言葉の□□□の部分をモノマネで話します、いちいち
クオリティはともかく臨場感はある
いや、あるか?あることにしとく
長年こんな感じなのですが、しかしこれ家の中だけじゃないよな、とふと思い立ち、長男にわたしの真似出来る?って聞いてみた
すると
『あれ!?スマホない!さっきまでここにあったのに!どこいった!スーマーホーどーこーー』
…似てるやんけ
つか一番にするモノマネがそれって私のスマホなくす頻度どーなっとんねん
他にもリクエストしたところ、スマホが財布に変わったバージョンを披露してくださいました、はいはい、ありがとう←
もうないやろ、と思ってたら『まだ出来る』と
どうせなんか探してるわたしのモノマネやろなぁ、と期待はしてませんでした
『もしもし!はい!おつかれさまです〜あ、今ですか?大丈夫です〜』
( ゚д゚)ハッ!
電話やこれ( ゚д゚)
しかも声よそゆきや( ゚д゚)
携帯で通話することが主流な我が家ですが、私の周りでも家電もー使わんよなーたまに鳴って出たらろくな電話じゃないよねーセールスとかさーみたいなことがよく聞かれるので、もしかしたらあまり家の電話に出るってゆー事自体が世の中的に減ってるのかなと思ったり
かつておかんが電話のときだけ1オクターブ上げたよそゆきの声での『もしもし○○でございます』はわりとどんな家の子でも定番モノマネとしてやってた
○○ちゃんちのお母さんはサザエでございまーすのトーンで出はるで、とか、○○さんちはもしもし、がなくて○○でございます、だけしかゆわはらへんとかそんなんもあったあった
もーそんなんも定番じゃなくなったんやなぁと思ってたけどまだあったのか
一瞬でノスタルジックな気持ちになってたら長男が
『はーい、承知しましたー、ではまた明日以降で、あっ、はい、はい、その件ですか、そうですよねー、はい、はい、いやちょーっと…はい、はい、承知しましたー失礼しますー』
電話切る間際に違う話振られて切るタイミングおかしなったところをモノマネしてました
『似てる?』
『似てるなぁ』
『まだある』
『…なに?』
『もう!あたしのプリン食べたん誰!』
よー似てますわ…
ちゃんと電話の時と声変わってますわ…
そんなことをさせる為に言葉を教えたわけじゃないけどまぁうまいこと自分のものとして言葉が使えるようになりましたなぁ
なんしか子どもは親をよー見てて、電話のよそゆき声での対応モノマネはほそぼそと受け継がれていっているというお話でした
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?